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美羽「おはようございます。」





宏光「おお、おはよう。あれ、タマは?」




美羽「なんか用事があるみたいで先に出かけてました。」



宏光「あ、そっか。」




北山さんの反応はまるで裕太さんが出かけることを知っているかのようで




私の知らないところで何かやっているんだななんてさみしく思った



宏光「なに不安そうな顔してるの。」



美羽「そんなことないですよ。」




顔に出てしまうのは何とかしたい。余計な心配をかけてしまうから。




宏光「そっか。何かあったら言ってね。」




美羽「はい。」




お店が開店するまであと1時間。





控室へと足を進める。





今日も今日とてお客さんの相手をするために、





今日も今日とて私は仮面をつける。






すべては私に意地悪してくる人を黙らせるため。



裕太さんたちの手は借りずに一番になって見せる。






今日から私の勝負の日々が始まる。

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作者名:RiNNA | 作成日時:2019年8月11日 23時

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