黙りやがれ公子様 【3】

見たい ページ21

『はあいティナリさん、大マハマトラの方がとてつもなくイケメンだって聞いてはるばる璃月から来ましたAです……』


「やめたほうがいいよ」



聞いちゃったんだよ





璃月でスメールの学者の話を聞いたらね？

ーーーーー

「やばいと言ったら大マハマトラ様だよな」


「大マハマトラ様はやばい」


「嗚呼、やばい」


「でもイケメンだよな」


「だよな」


『なるほど把握』

ーーーーー

学者が言うんだからイケメンなんだろうと思い、往生堂を休んでまでスメールに来たのだ




「本当にやめたほうがいいよ」


『えっティナリさん大マハマトラさんと知り合いなんですか！？』


「知っているから止めたんだよ」


ティナリさんの目はガチだった


何かを書く手を止めてまで私の方を向いてそう言った


あれもしかして


『嫉t「違うからね」ハイ……』


「じゃあなんなんですかー！！」と拗ねかけでティナリさんに聞くと


「ダジャレは好き？」


『なんて？』


「A、ダジャレは好き？」


わざわざご丁寧に2回も言ってくれたティナリさんが言ったのは「ダジャレ好き？」と言う言葉


どういうこと


「君が会いたい大マハマトラはダジャレを言う。それもとても寒い」




『コレイちゃん呼びます』


「僕を信用できないんだ。ふぅん」



闇が出てきそうなティナリさんにビビりながら無視して外に見えたコレイちゃんを大声で呼んでこの部屋に来させた



『ねぇコレイちゃん。大マハマトラさんってダジャレ言うの？』


「えっ？あ、あぁ……あの人の話はあんまり……」


私の質問に困惑していたコレイちゃんだったがティナリさんの話は本当だったらしい




『マジか〜、ダジャレ言うのか』


イケメンのダジャレってなに？




「わかった？だからあんまり関わらないほうが良いよ」


やれやれ、とした感じのティナリさんにそう言われたがとても気になる。顔が


『でも顔が見たい。ねえティナリさんお願い、顔写真とかないですか』


「Aって、ほんとに………」


次は呆れたような表情をしたティナリさんに表情豊かだな、と思う



「どうしても見たいなら僕たちを手伝ってよね」


『はい勿論ですティナリ師匠！！！』



いざ！レンジャー体験の旅へレッツゴー！！！

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