敗北 ページ43
※人によっては不快になる言葉が出てきます。観覧は自己責任でお願いします
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NO side
「なぁ、やっぱり公子はAを自分のものにしようとしてるのか？」
パイモンがふわふわと飛びながら聞く
「どうなんだろうね、でもあの人誰よりもAさんの幸せを望んでそうだけど……」
「人間とはわからぬものだ……」
「アイツの事は分からなくて良いと思うぞ」
心底疲れた顔をしている魈にパイモンはツッコミを入れた
「Aが安全ならそれで良いのだがな」
どこか儚い雰囲気を纏った鍾離は雲一つ無い空を見上げそう呟いた
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Aside
「君は俺が目の前で死ぬのと俺に犯 されるのと君が俺を殺すの、どれが良い？」
『は、？』
また何を言い出すんだこの男は
「その君の困惑に染められた表情、とっても好きだよ」
どこか虚ろな瞳で、見惚れたような顔で私の頬に手を滑らせる彼に私はその手を払う気力さえ出なかった
『………ぜんぶ、嫌ですけど』
「それはどうしてかな、目の前で人が死ぬのが嫌？俺に犯 されるのが嫌？それとも人を殺すのが嫌だから？」
『タルタリヤさんを失いたくないからです』
タルタリヤさんの光の無い瞳が揺らいだ
『嫌ですけど私、タルタリヤさん死ぬの』
『言っておきますけど私、意外とタルタリヤさんの事好きですからね』
「……君は、俺の心を揺らすのが得意だよね…」
私がいるベッドに腰掛けていたタルタリヤさんは俯きながらそう言った
彼の表情は見えなかった
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NO side
「………良いよ、璃月に帰って」
長い沈黙の末タルタリヤは負けた、とでも言うかのように形の整った唇からその言葉を放った
「……一緒に帰らないんですか？」
「少し、1人にさせてほしいな」
Aは心配だった
タルタリヤを失いたくないと言うのは本心だったし、彼の事は意外と好きだった
今のタルタリヤの精神状態を考えてAは本当に彼を1人にして良いのかと考えた
ここでもしタルタリヤが自 殺など図ったらAは罪悪感など諸々で心が折れてしまう
もしかしたら彼はそれを狙ってるのかもしれないが
Aは悩み、そしてある行動に出た
「タルタリヤさん」
優しく肩を叩かれたタルタリヤはゆっくりと顔を上げた
「どうした……の」
Aは彼にキスを落とした
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不穏にはさせないぜ(不穏楽しみにしてた人はすいません)
シリアス系書くの苦手で
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なす - まじで一生見てたいこの小説www (8月23日 19時) (
レス) id: f137f47347 (このIDを非表示/違反報告)
慧(プロフ) - こんばんは、！！最近原神初めて夢小でやっぱり魈様とタルタルと鍾離様と散兵様は最強ってことがわかりました。フレ申大丈夫ですかね (2023年3月10日 22時) (レス) @page26 id: 61d5fbfc46 (このIDを非表示/違反報告)
響(プロフ) - おさけさんに鍾離先生が当たることを祈っています… (2022年8月24日 6時) (レス) @page50 id: 9f18fae925 (このIDを非表示/違反報告)
三尺三寸仙人 - 高身長組やべぇ(特にタル)って思ってたらトーマが優しかったw (2022年8月22日 0時) (レス) id: 2de5659400 (このIDを非表示/違反報告)
リーラ@9616(プロフ) - 今回も最高や…個人的にディルックの旦那もこの戦争に入ってきて欲しい感はあるけど来たら堕ちるもんなぁ(数名)タルタリさんの激重感情になぜ平静をたもっていられるんやぁ…(いいぞもっとやれ！！) (2022年8月22日 0時) (レス) id: 6934a0f5a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おさけ | 作成日時：2022年7月18日 23時
