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「ほら、選んで？」
急な声の過剰供給で私の両耳がぶっ壊れる
『うぐぅ…………』
私は両手で顔を隠してうずくまる
『決められないいいいいいい！！！』
トーマさんの方が比較的安全だけどそしたらタルタリヤさんが闇堕ちしそうだし、逆にタルタリヤさんは色々と危なさそうだしそれにトーマさん、絶対怒らせたらダメなタイプだから………
う〜ん、う〜〜〜んと唸り始めて数分
『ふ、2人とハグするのはどうですか……！！』
必死に生存ルートを考えて出した答えがコレだ
コレならいいだろう！ドヤァとした顔で2人を見ると笑顔のまま固まっていた
「…………どっちか決められない？」
『無理ですね』
2人はハァ……とため息をついて顔を合わせた
「最初はグー！！じゃんけんポン！！！！！！！」
「やった、俺が最初だ！」
急に沈黙が流れてそこから急にじゃんけんをし始めたから私はそのテンポについていけてなかった
『トーマさんが最初ですか！』
わぁいいい匂いだぁと喜んでいると
「君が俺に抱き着いてほしいな」
と、トーマさんが両手を広げて待っていてくれた
私は遠慮なくぎゅっと抱き着くとトーマさんもその長い腕で私の体を抱き締めた
「ん〜、君は良い匂いがするね…」
トーマさんは私の首筋に顔を埋めて息を吸った
するとガチャ、とドアの鍵が開くような音がして何もなかった壁にドアが一つ作り出された
「あ、これで出れるね」
トーマさんは最後にぎゅっと強く抱き締めてから私を離してくれた
ええん本当に良い男や………………
私は少し名残惜しく思いながらも部屋の隅っこで耳を塞ぎ素数を鬼のように数えているタルタリヤさんの元に向かう
後ろを振り向くとトーマさんも目を瞑って素数を数え始めていた
そんなに見たくないの？？？？？？？？
『タルタリヤさん。終わりましたよ、次はタルタリヤさんの番ですよ〜』
とんとん、と肩を軽く叩くとギュンッと凄いスピードでこちらを向き、にこ、と笑った
「Aちゃんが俺に抱き着いてね♡」
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なす - まじで一生見てたいこの小説www (8月23日 19時) (
レス) id: f137f47347 (このIDを非表示/違反報告)
慧(プロフ) - こんばんは、！！最近原神初めて夢小でやっぱり魈様とタルタルと鍾離様と散兵様は最強ってことがわかりました。フレ申大丈夫ですかね (2023年3月10日 22時) (レス) @page26 id: 61d5fbfc46 (このIDを非表示/違反報告)
響(プロフ) - おさけさんに鍾離先生が当たることを祈っています… (2022年8月24日 6時) (レス) @page50 id: 9f18fae925 (このIDを非表示/違反報告)
三尺三寸仙人 - 高身長組やべぇ(特にタル)って思ってたらトーマが優しかったw (2022年8月22日 0時) (レス) id: 2de5659400 (このIDを非表示/違反報告)
リーラ@9616(プロフ) - 今回も最高や…個人的にディルックの旦那もこの戦争に入ってきて欲しい感はあるけど来たら堕ちるもんなぁ(数名)タルタリさんの激重感情になぜ平静をたもっていられるんやぁ…(いいぞもっとやれ！！) (2022年8月22日 0時) (レス) id: 6934a0f5a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おさけ | 作成日時：2022年7月18日 23時
