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もう早くこの地獄から抜け出したい!!!
その一心で四つ折りにされている紙を開くと
【抱き着け】
何これコイツ今までの状況見てた???
てか今ほぼ私トーマさんに抱きついてるもんでしょ?
なんで出られないのさ
「あれA……その紙はなんだい?」
『このクソみたいな地獄から抜け出せる方法です』
「よし見せてくれ」
トーマさんはタルタリヤさんの行動に注意しながら私が渡した紙に目を通す
「………とにかくあの人を先にどうにかしよう」
『私が行きます』
タルタリヤさん意外とチョロいからなんとかなるだろう
でも今回は今までとは比にならないくらいブチ切れてるからどうだろう
私刺されちゃうかも
トーマさんが私を姫抱きから解放してくれたので私はタルタリヤさんの方へ向かい話し合い(かわい子ぶる)して落ち着かせた
ーーーーー
『どうですか?お二人がハグして仲直りしますか?』
「ふざけてるのかな?」
落ち着き始めたタルタリヤさんにあの【抱き着け】というなんかすっごくムカつく紙を見せると急に機嫌が治りはじめた
『えー、それで?私が抱き着くのか貴方達が私に抱き着くのかお二人で抱き着くのかの三択ですね〜』
「「俺が抱き着くよ!!!」」
『ウワァー本物だァ〜!!』
有名な「俺が___よ」が聞けて満足満足
「そんな冗談は置いておいて」
『えっ、あれ冗談なの……?』
君達実は仲良いでしょと、口から出そうになるがなんとか飲み込む
「やっぱりここは俺だね」
「は?」
『トーマさんキャラキャラ!!!』
タルタリヤさんがさも当然のように私に近づいて来たので「落ち着けステイだ」と言ったら大人しく待てしてくれた。
good boy、太郎丸の次にいい子だ
大人しく待っててくれるのはとても嬉しいが凄い耳と尻尾が見える………
「やっぱりA、俺の方が安全で良いよ?俺にしなよ」
『トーマきゅん…………』
「君が安全?笑わせてくれるね?」
トーマさんの甘々ボイスで堕ちかけたところをギリギリなんとかタルタリヤさんの声で持ち堪えた
そしてタルタリさんは私の右の耳元に顔を寄せて囁き始めた
「俺が抱いてあげる」
『あばばばばばば』
なかなかアウトだが声が良い
するとトーマさんは少しムッとした顔で左の耳元に寄って
「俺が抱いてあげるよ?」
とタルタリヤさんとは違う、もうめっっっちゃくちゃに甘い声で囁いた
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なす - まじで一生見てたいこの小説www (8月23日 19時) (レス) id: f137f47347 (このIDを非表示/違反報告)
慧(プロフ) - こんばんは、!!最近原神初めて夢小でやっぱり魈様とタルタルと鍾離様と散兵様は最強ってことがわかりました。フレ申大丈夫ですかね (2023年3月10日 22時) (レス) @page26 id: 61d5fbfc46 (このIDを非表示/違反報告)
響(プロフ) - おさけさんに鍾離先生が当たることを祈っています… (2022年8月24日 6時) (レス) @page50 id: 9f18fae925 (このIDを非表示/違反報告)
三尺三寸仙人 - 高身長組やべぇ(特にタル)って思ってたらトーマが優しかったw (2022年8月22日 0時) (レス) id: 2de5659400 (このIDを非表示/違反報告)
リーラ@9616(プロフ) - 今回も最高や…個人的にディルックの旦那もこの戦争に入ってきて欲しい感はあるけど来たら堕ちるもんなぁ(数名)タルタリさんの激重感情になぜ平静をたもっていられるんやぁ…(いいぞもっとやれ!!) (2022年8月22日 0時) (レス) id: 6934a0f5a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おさけ | 作成日時:2022年7月18日 23時