黙りやがれ公子様 【2】

依頼 ページ5

※口調わからないです・口調掴めてないです
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「僕は鹿野院平蔵。探偵さ」


『探偵？隠し撮りは出来ますか？』


「…………………まぁ」










『と言う事で神里家に仕えてる“トーマ”っていう男の人を隠し撮りして欲しいんですよね。モラは弾みますよ』


目の前でお茶を啜っている少年は探偵らしい


探偵って隠し撮りとか出来そうだからトーマさんの隠し撮りを頼んだら「この人何言ってるんだ？」と言う顔で見られた


でも引き受けてくれた






「神里家だろう？そんな所に僕が入れるとでも？」


『トーマさんはいつも神里家にいる訳ではないんです……安心して下さい。私、情報集めて来ましたので！！』


「君が写真を撮った方がいいんじゃないかい？」


とにかく！と言葉を続けて私は情報提供を始めた












『と、言う感じですかね……どうですか？行動範囲とかなんとなくわかりました？』


「うん。やっぱり君が写真を撮った方が良いと思ったよ」


鹿野院さんは私がトーマさんの行動をまとめた資料にざーっと目を通してから残りのお茶を飲み込んだ


「ま、モラが弾むってんなら僕も頑張らなくちゃね！」


『結局金か〜』


鹿野院さんは「お茶ありがとう」と言ってさっそくトーマさんを撮りに行った





その後ろを1人私はつけて行く


え？何してるかって？


トーマさんを隠し撮りする鹿野院さんを隠し撮りするんだよ。当たり前でしょ






あ、さっそくトーマさん見つけた


やばいトーマさんの顔が良すぎて目がそっちにしかいかねぇ


『…………危ない危ない』


私は鹿野院さんを撮りに来たんだった。と我に返った所で鹿野院さんが居たであろう場所に目を向けるとそこには鹿野院さんはいなかった





『えっ〜……見失っちゃったなぁ………』


「この僕をつけるなんて良い度胸だね」


『ピギャァァァァァァ？！』




稲妻の人達って急に人の前に出るの好きなのかな

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