見つけたその日から-W.Y-【2】

2 ページ6

裕太のソロ。



予想通りに騒ぎ出す。




ニ「ねぇ！」
千「そう言えば！」


ニ「あ、ごめん…いいよ、千賀」

千「どーせ一緒でしょ？」


にかせんの様子に気づいてか宮田も汗拭きながら



こっちに寄ってくる。


渉「増えたよな」


ニ「ねー！！」

千「ほんと、思った！」


宮「俺も、びっくりした」


ほんと嬉しいな〜って


ニコニコ笑いあってる三人を


あったかい気持ちで見つめる。


渉「中居さんにお礼言わなきゃね」


チラッと目に入ったのは、



なにやら打ち合わせしている藤北



イェーイッてハイタッチし始めた三人の声を聞いて



かすかに嬉しそうに微笑んだ。



ニ「あっ！ねぇ！わったー！」


渉「ん？」

ニ「Aちゃん、いた？」


渉「……いない」


聞かれると思ってたよ…絶対

千「え、よこーさん、それ誰？」

ニ「…あ、」

やっちゃった、って顔して

眉毛下げて謝ってくる。




…いいよ、別に。


とフルフル首を振ると


ニカが千賀にあの子のことを話し出す。




宮田と千賀はなぜか興味津々で


そういや俺、こういうのあんまり話したことなかったな



なんて思う。



そろそろ出番になる時



２人は頑張れ！って


叶えるはずもないこの恋を



応援してくれた。



ただのアイドルとファン。



それ以上でもそれ以下でもなく



応援する人とそれに応える日々。



そんな中で頑張る希望を見つけただけ…



なのに。



今までと全く違って見える世界の中で




変わっている自分を自覚した。



あの子のおかげだって…



そしてファンのおかげだって





たくさんの感謝を届けよう。

終わり ログインすれば
この作者の新作が読める(完全無料)

←ツアー初日

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す