オレンジの世界。

すれ違い3 ページ17

…うん、ごめんね。わた

ぎゅぅっと苦しかった腕から開放されると

優しく照らす太陽みたいに笑ってたから

私も負けないように笑ってみせる。

「…うん、それでいい」

ポンポンっと珍しく頭触ってきて

新鮮で付き合いたてみたいな感触に戻る

「こっち」

大きいベッドにのそのそと

潜り込んだわたに呼ばれる

『…また寝るの？』

「今日、昼からだから。

Aはお休みでしょ？」

ふわふわの布団に潜り込む。

こっちのほうが気持ちいい

安心する

『…幸せ』

ふいに出てしまった言葉に

眉間にしわをよせると

カバっと毛布を頭に被せて真っ暗でみえなくなる

『わた？！何して…

んぅ、』

「寝るって言ったけど

やっぱ変更ね」

暫らくして布団に熱気がこもる。

『…ね、わた、暑い…』

「ダメ」

逃げようとする私を

腕と舌が逃がしてくれなかったーー





「A、


寂しい思いさせてごめん。

いつも置き手紙ありがとう。

小さいベッドで寝るなよ

…お願いだから、泣くほど辛い思いするな

俺が悪いんだよな。

言葉足らずでごめん、

言うのは恥ずかしいから感じてほしい

渉」




…

どうだったでしょうか…

不器用な横尾さんを書いてみました。

ちょっと泣いてくれたら嬉しいな〜とは

思いますがなんせ下手だし短いので(笑)

KIS-MY-WORLDにいってまいりました！

次はそこで思いついたお話をかけたらなぁと

思っております。

それではまた〜

彼は吸血鬼…？→←すれ違い2

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す