打ち合わせ-W.Yside- ページ8
もしかしたら、夜公演もいないかなーって思って夜公演をしながら客席をまんべんなく探していた。もちろん、セリフがないとき。
いなかった………そういえば、
Aちゃんは関東の人なのだろうか。今日は土曜日だから遠征してきたって納得がいく。
関東の人なら番協とか町の中で会えるかもしれないし…
あとでニカに聞いてみよう、と頷いて打ち合わせの場所に向かう。もちろん、事務所。
ニカはちょっと用事があるからって一時間前に青山劇場を出て行った。
俺は青山劇場でセリフ練習やキャストやスタッフさんと芝居の相談をしていて気づいたらもう10時。
マネ(マネージャー)「横尾さん、そろそろ行きましょう」
楽屋をコンコンッと二回叩きながら顔を覗かせる。あぁ、もうそんな時間か〜ってワクワクする。打ち合わせはわりとみんな真剣に考えたりもするけれど、一つ案がでたらそれを想像してニカ千あたりがワイワイ騒ぎ出す。
俺はみんなの案を聞きながらもっとこうしたほうがいいんじゃない？って腕組みしながら言う感じなんだけど。今日はできそうにないなぁ…
なんて考えながら車へ向かう。
マネ「横尾さん、何かいいことでもあったんですか？」
渉「え？そんな風に見えますか？」
マネ「はい！見えます。なんだろう…表情がおつもより穏やかな気がします」
渉「そうですか…」
良かった。いいことあったかなんて聞かれたからニヤついちゃってるのかと思った…
車に乗り込むとマネージャーが『少し時間かかりますので、寝ても構わないですよ。舞台で疲れてるでしょうから』
ってマネージャーが体を気にしてくれたけれど、寝れるわけがない。こんなに気持ちが高ぶっていると言うのに…でも、目を閉じて落ち着きながら頭の中でコンサートの案を考えてみる。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 59人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
いくみるく(プロフ) - ソフィアさん» ソフィアさんはじめまして！今、コメント気づきましたごめんなさい(；＿；)ありがとうございます！構成とかをいろいろ練っております。ご期待に答えられるような小説にしていきたいと思います (2015年1月12日 12時) (
レス) id: c8171d93f0 (このIDを非表示/違反報告)
ソフィア(プロフ) - ゆーっくり更新でも気長に待ってますから、素敵なお話書いてくださいね。ご無理なさらぬようにね。 (2014年10月29日 9時) (レス) id: 863ff65edb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：いくみるく | 作成日時：2014年9月20日 1時
