七色な彼らで妄想

嫉妬で狂う彼-K.Sside- ページ4

最近、同棲中の彼女の(人1)が怪しい。
帰ってきても家にいないんだよねー。どこ行ってきたの？って聞いてもコンビニ、としか言わない。絶対違う…


そう思って今日は彼女に仕事遅くなるといって(人1)を探ることにした。


探った結果、カフェで男友達と会っていることがわかった。何か相談しているように見えた。カフェから(人1)が出て行ったのを見て帰る。


LINEで『今から帰るね』

と送るとすぐに返信がきて

(人1)『うん、待ってる』




とあった。マンションについて玄関の鍵をガチャガチャとしていると、パタパタとスリッパの音が聞こえる。

玄関のドアを開けると、

(人1)「おかえり！健永！」

って笑顔で迎えてくれる。

健「あぁ、ただいま。」

って冷たく言う。リビングにきてソファで座ってくつろいでいると

(人1)「健永、なんか怒ってる？」


気づいてくれたんだ？キレた顔して言う。

健「あぁ、気づいたんだ？(人1)さ、今日誰と会ってた？カフェで。」

カフェと聞いてビクッと震えてから「え？見てたの？」みたいな怯えた表情をする。

健「どうなんだよ？」

(人1)に近づいて問いただす。


(人1)「ち、違うの……あれは、ただの男友達の高嗣で……」


健「…男友達？」


壁にせまって壁ドンの状態になる。

(人1)「そ、そうなの…ただ、相談に乗ってもらってたの。」


健「ふ〜ん。めっちゃ、楽しそうにしてたのに相談？」

男友達を下の名前で呼び捨てにしているのを知って、イライラする。

健「それに……男友達なのに下の名前で呼び捨てしてんの？」

(人1)「高嗣とは仲がいいから…」

健「うるさい、黙れよ…」

まだその呼び方する(人1)にイライラして口でそのうるさい口を塞ぐ。


浮気してるようにしか見えない(人1)の態度に嫉妬してむかついて荒っぽく何度も何度もキスする。

(人1)「けん、と…！ちゃんと話するから聞いてよ！！」


そう言って無理やりキスする俺を突き放した(人1)は、震えていて涙目になっている。

なんで突き放すんだよ……ってまたイライラしてしまったけど、(人1)の話を聞くことにした。


(人1)「健永、もうすぐ誕生日でしょ？だから、年が近いたか……じゃなくて男友達にどんなプレゼントしたらいいか聞こうと思って。で今日、誕生日プレゼントは決まったんだけど、男友達に久しぶりに会ったら盛り上がっちゃって…」


なんだ。そんなことだったんだ…俺のためにやってくれたことなのに、浮気だって疑って…俺、最低じゃん。

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