七色な彼らで妄想

彼の家で2-W.Yside- ページ2

今日は、俺の好きなラザニアと(人1)の好きなデミグラスハンバーグ(笑)(人1)は好きな物まで子供っぽい。

(人1)「あっ！！デミグラだー！！」

渉「いいでしょー？(人1)の好きなのと…俺の好きなラザニアw」

(人1)「え？！すごい、ラザニアもしかしてソースからつくったの？」

渉「うん、そうだよ。時間あったから」

(人1)「いただきまーす！」

渉「どーぞ。俺も、いただきます。」

(人1)は好きな物から食べる派なのに、なぜかラザニアをぱくっと一口。

(人1)「めっちゃ美味しい〜」

渉「それは良かった。なんでラザニアから食べたの？(人1)は好きな物から食べる派じゃん？」

(人1)「え、だって。ラザニア作れるって相当じゃない？」

渉「そ、そうかな？」

なんか誉められて嬉しい。確かに今までソースから作ったことはなかったから、美味しいって言ってくれて良かった。

それから、(人1)は美味しい美味しいって言って食べてくれた。

渉「御馳走様でしたー。さっ、片付けよう」

(人1)「わた！私も手伝う〜」

渉「えっ？手伝ってくれんの？」

(人1)「やりたい！」

渉「それはありがたいんだけどさ、皿割らないでよ？」

(人1)はちょっとおっちょこちょいなところもあるから割らないか心配だ。

(人1)「だ、大丈夫……。やろ！」



キッチンへ移動して、俺は皿洗いして(人1)は泡を流すことになった。
さっきからちょっと危なっかしい…


『ガシャーンｯ』

(人1)「あっ……」

渉「もー！やっぱり割っちゃうじゃん…」

俺ははぁ…っと溜め息をだしてしゃがんで割れた皿のかけらを拾う。

(人1)「わ、た…る、ごめん…」

えっ？泣いてるの？と思って(人1)を見上げる。

渉「ご、ごめん！(人1)！泣くことじゃないよ。また買えばいいし、ね？」

顔を覗いてお願いだから、泣かないで。って想いをこめて言う。

(人1)「……ん、ごめん。渉、私がやるよ。渉の手傷ついたらだめ…」

渉「だいじょーぶ。(人1)の手傷つくほうがヤダ。」

でも「やるっ！」って泣きながらしゃがむ(人1)。

渉「ちょっと！(人1)……って、血が出てるし！何？落とした時かな？絆創膏持ってくるよ。(人1)は、傷口洗ってて。」


絆創膏持ってきて(人1)に手を出させる。

渉「(人1)、泣かないで。別に皿くらい割れたって大丈夫だし。それとも、痛い？傷…」

(人1)「違うの…渉にさっきから注意されてるし、迷惑ばっかりかけてるよ…ごめんね。」

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