明けない夜は無い日はまた昇る (ページ13)

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空「うーむ…100枚じゃ足りなかったか…?
何枚あっても紙は紙だもんなー。
しかし、医者には10枚で足りるという…
ふしぎだ…… どういうことなんだ？A｣

『遊真本当に日本知らないんだ
あのねお金は……』

説明をしようとした瞬間
後ろから声をかけられる

男「…よお、少年嬢ちゃん
オレら、金に困ってんだよ。
その金、オレたちにくれる?」

空「………なんで?
これ、紙のやつだぞ?
意外と日本はビンボーばっかなのか?」

『バカ違うよ此奴らは』

Aが空閑を止めるが
チンピラ達(?)は更に続ける

男「…ジツは、
親がビョーキで死にかけてんだよ。
助けるために、
ちょっとでもカネが欲しいわけ」

ニヤニヤと笑うチンピラ

空「ほう。
そういう話なら、
これくらいあげてもいいけど…」

『ちょっと惑わされない!!』

男「やった、超助かる!
マジ今にも死にそうなんだって!」

空「……でも
もしウソだったら、ぶっとばすよ?」

男「ホントホント。ウソじゃねえって!
信じてくれよ!」

『あーあ……バカだな』

ｽﾞﾄﾞﾝ!!

ものすごい音が響いた

『なるべく静かにやらないと
三雲に怒られちゃうよ～』

空｢わかった｣

その言葉と共に
男を横に吹っ飛ばしていた

｢な…… え……？ちょ……｣

取り巻きの男たちも驚いて
声もでず固まっている

空「だからぶっとばすって言ったじゃん。

……あんたら、
つまんないウソつくね」

『……おぉすごいすごい』

空閑が次々と男達を倒していく中
Aの方にも何人もの男達が来た

『無駄なのになぁ』

そう言ってAは
向かってきた男たちを
背負い投げをして
壁に投げ飛ばす

空｢おぉやるなA｣

『まぁ一応習ってたしね』