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ラギーSIDE ページ6

・・・









大変だ大変だ!!
雑草を漁ってるうちに
悲報を聞いちゃった。
グリムくんの声がデカすぎるからいけないんスよ!


「レオナさーん!! 一大事っス!! さぁさぁ女性用ドレスカタログから目を離して・・・・・・あちゃー・・・遅かった」


部屋に居ないということは、ドレスを見繕いに行ったな。
昨日穴が開くほど見ていた雑誌が数冊無いし。


「あぁー・・・なんて言えば・・・」


部屋を行ったり来たりする。
手持ち無沙汰で落ち着かないので、いつものように整理整頓をしながら考えることにした。
しかし、かえってレオナさんに事実を突きつけるのが どうも億劫になってしまった。


「靴やショールの雑誌に・・・あー・・・棚の奥に眠ってあったアクセサリーまで引っ張り出してくるなんて・・・・・・」


昨日は実家に長時間電話してたみたいだし、お義姉さんにアドバイスを貰っていたのかもしれない。
メモ書きが散乱してるっスから。


「・・・・・・やめたやめた」


俺だって凄く楽しみにして、慣れないことしたのに
一体アイツら何を考えているんだか。
ポケットに手を突っ込めば破って持ってきた雑誌の1ページがある。
太陽色の生地に黒い大きなリボンが特徴のドレス。
ジャックくんにはカボチャみたいだって言われたけど
Aが着たらそんなこと言わせないんだろうな。


「・・・・・・よしっ!! 自分にできることをやってみるか!!」


レオナさんが帰ってくるまでに、とはいかないだろうけど
説得を試みてみよう。

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作者名:スカフィロ | 作成日時:2021年1月7日 17時

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