プロムポーズ【ツイステ】 (ページ18)

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｢こらっ!! 何やってるんだ2人共!!!｣

トレイ先輩が間に入って2人の襟首を引き上げた。
そうそう。
俺もAと喧嘩する時、いつもこんな感じで止められてる｡

｢マジカメでみんなが知らせてくれたんだよ。急いで来てよかった｣

『デュースから先に手出しましたー』

｢お前が言うからだろ! 指1本でも触れたらプロム参加を考えてくれるって))

｢ちょっと黙ってくれないか｣

正直言って、トレイ先輩も怒らせるとヤバいタイプの人だ。
それを本能で感じ取ったのか
2人は黙る。

｢ほらほら! 1年生ちゃんたちも散った散った! トレイくんが喧嘩両成敗してくれるから心配いらないよ｣

｢ケイト･･････Aを頼む･･･｣

｢オッケー。Aちゃん、どこも怪我してない? 一応保健室行こっか｣

ケイト先輩とAの背を監督生は追う。
俺はグリムと一緒にここに残って、デュースの弁護でもしよ｡

｢デュースらしくねぇんだゾ｣

｢何か理由があるんだろ? な?｣

｢･･････昨日、俺とリドルの口論を聞いてたのはお前だなデュース｣

｢･･･はい･･････｣

トレイ先輩は深くため息をついて、デュースの頭をﾎﾟﾝﾎﾟﾝ撫でた。
口論って何だ?

｢その話はもういいんだ。ケイトととある計画を実行しようと思っててな。･･･リドルには内緒だぞ｣

どうやらお咎め無し、のようだ。
よかったなデュース。
でも、後でちゃんとAと仲直りしろよ。
お前らの喧嘩、妙に長く続くからそれだけはマジ勘弁。