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in side .
｢はっ、はあっ、はぁ…｣
最寄り駅から自分の家まで、全力で走った。ヒールだと上手く走りにくいし、汗がベタベタして気持ち悪い。
手が震えて、ドアの鍵を上手く差し込めない。やっとの思いで玄関のドアを開け、その場にヘナヘナと崩れ落ちてしまった。
ドッ ドッ ドッ ドッ ドッ
心臓が爆発しそうな程にうるさい。
…どっ、どど、どうしよう…！！！
｢やっ…ちゃっ、た…｣
あんなに紳士的なリアコ枠でNo.1のダイキも、やっぱり枕とかするんだ……いや普通にするよね、そうだよね…
心のどこかで、いつかこんな日がくるんじゃないかと期待していた自分もいた。
…いた、けど…
いざ、大好きな人から見下ろされてしまったら…
頭がパニックになっちゃって
気づいたら押し返してた。
ダイキの顔は怖くて見られなかった。
｢ｸﾞｽｯ……俺のこと、きらいになったかなぁ…｣
…こんな格好してるけど、俺はダイキのお店に行ったのが初めてのホストだった。
女装仲間に連れられて、1回だけだと心に決めていたのに、ダイキの顔と性格のイケメンさにノックアウト。それから、ダイキに会うためにお店へ足繁く通う毎日。
ホストは営業、ガチ恋なんてしてはいけないと分かってる。分かってるけど…俺は、ダイキのことが本気で好きなってしまった。
両思いになれるなんて思ってない。ましてや俺は男。自分から迫るなんて、ノンケホストにとっては迷惑に決まってる。
…ただ、ダイキに会って、ダイキの為にお金を使って、一緒に過ごす時間が増えるだけで充分。…だったのに
例え営業だとしても、男の俺を抱こうとしてくれるダイキの優しさが、こんなにも嬉しくて堪らないなんて…
｢…次は、逃げちゃだめだ…｣
望みのない恋に密かに期待を寄せ、そっと呟いた。
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にゃるる - 返信ありがとうございます泣泣 新垢待ってますっ！！！またむにこめさんのお話が読める日を楽しみにしております(≧∀≦) (1月13日 23時) (
レス) id: 9df1e97525 (このIDを非表示/違反報告)
むにこめ(プロフ) - にゃるるさん» お話気に入っていただいて嬉しいです、ありがとうございます…！アカウント突然消してしまい申し訳ありません。移行先はまだ作っていないので、出来次第お知らせさせていただきますね。ar王子とinも少し加筆修正して載せる予定ですので、もう暫くお待ちくださいm(_ _)m (1月9日 17時) (レス) id: 467faef54a (このIDを非表示/違反報告)
にゃるる - むにこめさんのarin作品大好きです泣 話は変わって申し訳ないのですがTwitterのアカウントが消えてしまったみたいなのですが、移行先のアカウントを教えていただくことは可能ですか？泣 Twitterの方で読んでいた王子arとinのお話もまた読みたくて... (1月3日 2時) (レス) id: 9985c4f555 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むにこめ | 作成日時：2023年3月19日 15時
