22話 ページ22
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「お昼はどうしよっか?」
「んー…あ、あそこのレストランで良いんじゃない?」
お昼時だとお店が混むから、僕たちは少し早めの昼食を摂ることにした。
お店に入るとお昼前だからか多少人はいるけれど、そこまで混雑しているというわけではなかった。
早めに来て良かったね、とAは無邪気に笑った。
「ご注文はお決まりですか?」
「じゃあ僕はボロネーゼで。」
「私はカルボナーラで。」
店員さんに注文する品を伝え、僕達は料理を待つ間に談笑をしていた。
と言っても、僕がAの昔のことについて話しているのがほとんどだったけれど。
Aは本当に楽しそうに、時には恥ずかしそうに話を聞いてくれるから話している僕まで笑顔になってしまう。
僕はきっと、一生Aには適わない。
「中二の体育祭の時、次の人にバトン渡した途端ずっこけたのは今でも鮮明に覚えてるよ。」
「ちょ、そういうことは忘れて…!」
記憶にないけど恥ずかしくて仕方ない……とAは頭を抱えていた。それが堪らなく可愛らしいものだから思わず頬が緩んでしまう。
「あとAがやらかしたことと言えば…。」
「やらかしエピソードはもう良いから…!他のものをお願いします…。」
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白霞(プロフ) - いちごアメさん» 応援のお言葉ありがとうございます。面白いとも言って頂けて嬉しい限りですございます。最後まで閲覧頂きありがとうございました! (2020年8月19日 17時) (レス) id: 7828c1c33e (このIDを非表示/違反報告)
いちごアメ - とっても面白いです!!これからも頑張ってください (2020年8月18日 21時) (レス) id: 77a7bd0b14 (このIDを非表示/違反報告)
白霞(プロフ) - つぶやき星のつぶやき女さん» そんな風に言って頂けて光栄の極みでございます!素晴らしい作品だなんて畏れ多い…!最後まで閲覧頂きありがとうございました! (2020年8月18日 12時) (レス) id: 7828c1c33e (このIDを非表示/違反報告)
つぶやき星のつぶやき女 - す、素晴らしい!泣きました。とても面白い、悲しい?ような気がして面白かったです。(伝わらないような気がする。語彙力無くて、すいません!)とにかく素晴らしい作品でした。お疲れ様でした。 (2020年8月17日 21時) (レス) id: 9c9562d775 (このIDを非表示/違反報告)
白霞(プロフ) - くれーぷさん» そのように言って頂けて嬉しい限りです!こちらこそ閲覧ありがとうございました! (2020年7月28日 19時) (レス) id: 7828c1c33e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白霞 | 作成日時:2020年7月26日 0時