少女10 ページ11
『な、何アレ!』
?｢あれはここら一帯の斥候部隊だ!前はもっと少なかったはず…!何故こんなに…」
見ただけでもざっと12くらい居る。
どうしろってんだい!
?｢私は応戦する!君は逃げてくれ!」
『は、はい!』
思わず返事をしてしまったが、あの数はきっと倒せない。急いでシェルターに戻り、短剣と刀を持ってきて私も応戦しようとする。
?｢なぜ戻ってきた!早く逃げ、『貴方だけでは倒せない!そう思ったんです!』ｯ！だが君は一般人だ!奇跡も使えない!」
奇跡?奇跡って何だ?…いや、それよりも…
『今は目の前に集中して!』
?｢ｸｯ…!」
…やばい…幾ら鍛えたって言ったって所詮は素人クオリティ…もうそろそろ限界…!
?｢君!今すぐ離れて!」
『はぁ!?なんで!』
?｢一か八かだ!私の奇跡を使おう!全滅させられるかもしれない!」
また奇跡…
と意識が逸れた隙に後ろから近づいてきたスライムに気づかず、そのまま掴まれ、投げ飛ばされた。更に投げ飛ばされた先には岩があり、背中から叩きつけられた。
『…ｶﾞﾊｯ!』
口から血がﾄﾞﾛｫと出てくる。吐血じゃぁ…
ゲホゲホと咳き込みながら男の人を見ると丁度、奇跡とやらを使おうとしているところだった。
拝見…
すると剣から炎が溢れ、周囲を焼き尽くした。
『ひぇぇ!何アレ…魔法…!?』
見事スライムは全滅。男の人は座り込んでしまった。心配になり、足を引きずりながら駆け寄った。
『あ、あの…今のは…』
?｢初めて、見るのか。あれは奇跡だ。大昔。人間は科学文明で自らを滅ぼしかけた。我々騎士は神を信仰し、聖櫃に耳を傾ける。神は科学の代わりに奇跡をくださった。」
やばいな…カルト教団みたいだ…
と、今まで膝を着いて座っていたのだが、段々ジーパンの膝の辺りが冷たく感じる。
不思議に思って見ると、男の人から血が流れ、私の膝元まで濡らしていた。
『!?不味い、出血が!』
男の人もそうだが、私も身体中に傷が出来ていた。あちこちが痛い。
自分は後回しにして、男の人の出血を止める為の物を探す。
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花金鳳花 - コメント失礼します。続き楽しみにしてます！頑張って下さい！ (2020年9月23日 19時) (
レス) id: 05eca00b68 (このIDを非表示/違反報告)
スエラ(プロフ) - 彩音さん» レスが遅れました〜汗 ありがとうございます!最近は忙しいのであまり更新は出来ませんがこれから頑張っていきます！ (2020年5月1日 17時) (レス) id: f7f64721ec (このIDを非表示/違反報告)
彩音(プロフ) - 異世界の作品少ないから、とても面白いです!!更新楽しみに待ってます！ (2020年4月9日 17時) (レス) id: 5c10cfc853 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スエラ | 作成日時：2020年1月1日 0時
