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及川「…」
そういって及川は顔を伏せた。
木原「知ってたよ」
及川岩泉「「！？」」
バッ！と、伏せていた顔をあげる及川。
及川「……な…え……！？」
岩泉「嘘ついてねぇよな？」
木原「うん。」
ついてない。
知ってたんだ。かなり前から。
中２…ぐらいだったかな？知ったの。
侑治がうちの様子を見に宮城に来たときに、全部聞いた。
木原「うちに濡れ衣きせていじめてたのが周りにバレて、いじめられたんでしょ？」
岩泉「……っ」
及川「…あの、かくれんぼした日」
え？またその話？
及川「…あの日、岩ちゃんが木原ちゃんを好きになったように、あいつは岩ちゃんを好きになったんだよ」
岩泉「…」
木原「……何その三角関係………」
及川「でも、岩ちゃんは木原ちゃんが好きだったから……あいつは…」
あぁ、だからうちのこといじめたんだ。
そりゃあ、いじめたくもなるよね、うちみたいなクズに、自分の好きな人奪われちゃ。
及川「……木原ちゃんは……長い間、いじめに耐えて、やっと引っ越ししたのに。あいつは、いじめられて一週間もしないうちに死んじゃった。自分で。」
木原「いやそれは…」
忍耐力はどうでもよくね？
及川「あいつが始めたことなのに。自業自得なのに。あいつは…」
耐えもせずに、死にやがったってか？
うちはそうは思わないけどな
及川「言ってたよ、俺に連絡がきて、木原ちゃんと岩ちゃんのことから、いじめたこと、なんで私がいじめにあわなきゃいけないのって。悪いのはあの子じゃない。私は＿＿＿＿＿って。」
岩泉「…」
及川「自分で犯した罪なのに、償おうとしなかった。反省すらしてなかった。」
岩泉「…」
木原「や、いいんじゃない？」
及川「は？」
木原「あの子が決めたことだし…うちはもう、関係ないし」
岩泉「何言ってんだよ！！！！！」
木原「うわびっくりした」
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作者名：アボカディーエンジェルランド | 作成日時：2017年7月17日 0時
