掃除 ページ32
そして迎えた放課後
夏希「んじゃあ‥‥先に部活行くね。」
凛子「早く終わらせて一緒に部活やろう!!」
と2人は気をつかって言ってくれた。
名前『うん、すぐ終わらせてくるからー』
面倒くさい事になったよ‥‥‥まったく‥‥
名前『はじめー、掃除行くよー』
岩泉「オウ。」
と元気のない様子。
そうとう部活に行きたかったんだろうね‥‥
まぁ、私もだけど‥‥
と向かった先は体育館横の空き教室。
名前『少し‥ほこり臭いね』
岩泉「まぁ‥‥元は物置だったからな」
そういえばそうだったな‥‥部活の使わなくなった備品とかがよく置かれたもんなぁ。
名前『それじゃあ掃除始めようか!』
岩泉「オウ!」
♢
名前『ねぇ‥‥はじめ』
岩泉「何だよ」
名前『はじめってさぁ‥‥寝顔幼いよね‥‥』
岩泉「はぁ?いきなり何だよ‥」
名前『いや‥はじめを起こそうとした時こっちに顔向けたからさぁ‥‥その時見ちゃって』
岩泉「ふーん」
岩泉「ってか‥‥俺そんなに幼い顔してたか?」
名前『してた』
岩泉「まじかよ‥‥」
名前『それとね‥‥起こしたときはじめが‥‥』
っとふと脳内にあの時の事がプレイバックされる。
岩泉「‥‥っん‥‥A‥‥(ニコッ)」
と顔全体にブワッと熱くなる。
岩泉「俺が‥どうしたんだ?」
と顔を覗きこんでくるはじめ。
ちっ、近い!!!近いよぉぉぉ!!
名前『なっ、何で無いいいからぁぁぁぁ///////』
と教室を勢いよく出てってしまった。
岩泉「お、おい、Aー!!」
はじめが呼ぶ声も無視してただひらすら走り続けた。
名前『(ドキドキドキ)』
うわぁ、また心臓がドキドキ鳴ってる!!
頼むから止んでくれでぇぇぇぇー!!
♢
一方岩泉は‥‥‥
岩泉「あいつ急にどうしたんだ?」
と受け身となると結構鈍感な事がわかった。
♢
結局その日は掃除をはじめに任せっきりで体育館に向かった。
名前『夏希ーー!!凛子ーー!!』
と一斉に部員達は私の方に注目した。
後輩「あっ、小日向先輩!!お疲れ様です!!」
名前『うん、お疲れ様!!』
と皆は再び練習に戻る。
夏希「ってあれ?もう掃除終わったの?」
名前『まだだけど‥‥』
夏希「じゃあ何でまた‥‥」
名前『それには訳があって‥‥』
1人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:コロッケパン | 作成日時:2018年3月17日 17時