捕まる ページ3
そろそろ学校に着きそうな時及川ファンに道を塞がれる。
ファン『及川さん!!差し入れです!!受け取ってください!!』
ファン『及川さん一緒に写真いいですか?』
ファン『今日も応援行きます!!』
どの子も及川さん、及川さん。
及川ファンになるのも大変なもんだ。
まぁ、1番大変なのは徹だけどね(汗)
及川「は〜い、並んで並んで及川さんは何処にも逃げないからね〜」
あいつもよく愛想できるもんだ‥‥
あと‥自分で及川さんとか言うのも痛々しい。
岩泉「おい‥A。俺達だけで先言っとくか‥」
名前『そうしよう』
はじめの一言で人混みの中を抜け出した。
岩泉「あいつももう少し真面目だったら‥彼女に振られること無かったのかもなw」
名前『ちょっとwwはじめ、それ徹が可哀想そうだよww」
岩泉「あいつは可哀想なぐらいがいいんじゃないか?」
はじめとは割と話しやすいし、話も合う。
名前『はじめこそ、モテ期来ても可笑しくないんじゃない?』
岩泉「はぁ‥何で??」
と呆れた顔で言い返す。
名前『だって‥優しいしさ、男前出し、運動は学校1だし、バレー部のエースだし、顔は及川程ではないけど中々カッコイイし‥‥モテても可笑しくないと思うんだけどなぁ〜』
と言った途端はじめの顔がみるみる赤くなっていった。
え?もしかして今ので照れた??
照れるはじめの顔はレアだなぁ‥何か新鮮。
名前『あれ??まさか照れちゃったのかなぁ〜はじめ君!!』
岩泉「うるせぇ///っな何でそんな言えるんだよ!!」
名前『そりゃ、幼馴染みとしずっと見てきたからに決まってんでしょ!!一緒に過ごせば自然とわかるもんなの!』
言ってやった!言ってやったぞ!!
岩泉「何ならお前が好きって気持ちお前にはわかんのかよ(ボソッ)」
俯いてボソッと何か言ったはじめの言葉は私の耳に届かなかった。
何て言ったんだろう?気になるなぁ‥
名前『えっ?今何て?』
岩泉「言う訳ねぇだろボケ!!」
こういう時のはじめは何かと隠したがる。
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作者名:コロッケパン | 作成日時:2018年3月17日 17時