【コジマ店員】サイコパス病棟【アブ】 (ページ2)

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オカシナ医者ページ2

貴方→『』で表示します。
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『失礼しまーす…』

静かな病院とは裏腹に、ギィー…という音を立てて

開く扉を潜り、病院内へ入る。

病院の中は、外の明るさを一切通しておらず、薄暗い。

また、それに増して少し血生臭さがあるため、

まさに廃病院という言葉が一番しっくりくるような場所だ。

本当にこんなところで、私の病気は治してもらえるのだろうか。

そんなことを思ったとき。

「はいはーい、いらっしゃーい！
あれ、見ない顔だねぇ？」

目の前に白衣を着た金髪の男性が現れた。

『あ、えっと、私は、病気を治して貰いたくて…』

？「ふーん…ま、いいや、どうぞ～」

何だ、この自由気ままな男は。

？「あ、そうそう。ここの病院は、
『4階には行ってはイケナイ』から、気をつけてね～。
ま、入院するならだけどね。」

だから、何を急に言い出すんだ。

？「はい、診察室着いたよ。さ、どうぞ。」

『あ、はい』

私は医師(だと思われる人)に案内され、

診察室へと足を進めた。

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？「まあ、適当にかけて。」

『はい、失礼します。』

？「あ、俺はここの外科医のアブ。
アブ先生って呼んでね。」

『えっ、あ、はい、よろしくお願いします。アブ…先生？』

急に子供に話かけるように言ってくるアブという医師に

戸惑いつつも言葉を繋ぐ。

アブ「はい、よろしくね。じゃあ、早速だけど、
君の名前、教えてもらっていい？」

『私の名前はAと言います。』

アブ「Aちゃんね。りょーかい。
えーっと…じゃあ、次に、今Aちゃんが
かかってる病気の症状、教えてもらえるかな？」

『あ、はい。えっと、背中に龍の模様が出来て、
それが出来てから、全身に激痛がはしるんです。』

アブ「珍しいねぇ…それはいつ頃から？」

『つい最近です。4.5日前だと思います。』

アブ「なるほどね…」

『何か…わかりますか？』

アブ「まあ、アブさん天才だしね。
とりあえず、今言えるのは、入院しないと
治せないってことかな。」

マジか。

アブ「詳しいことは後で話すよ。
Aちゃんの病室まで案内するから、付いてきて。」

突然なことで頭がついていかなかったが、

アブさんに言われるがまま、病室へ付いていった。