それは偶然.？それとも... ページ28
『つ、ついたぁあああ！！』
なんとただいまの時間
子の下刻(午前一時)です
さぁて、ここで一言
“日付変わっちゃったよッ！！”
本当どうしてくれるわけ？
結局行けなかったじゃんか後藤さんの馬鹿ヤロー！！
あの後思った以上に空里の準備が長引き
任務終了後持てる全ての力を出し尽くし蝶屋敷へ向かったのが
そんな想いも虚しく
結局刻限には間に合わず日付をまたぐ形になってしまった...
無念ッ..
とか言いながら
『やっぱり...帰りたくないな...』
どうしても彼らの様子が気になった私は
少しだけでもいいから覗いて帰ろうという反則スレスレの打開策を講じるのだった
なるべく音を立てないように
気配を殺して進む
眠っているなほちゃんや他の隊士達に迷惑をかけぬように入り口からではなく庭の方へ周りながら...
何時もは昼の景色しか見たことがなかったが
夜の蝶屋敷は月夜に照らされ静かに蝶達が花と戯れていた
その光景は恐ろしく神秘的で
一際美しく思えた
私は蝶達が戯れる様子を尻目に
ゆっくりと庭を進んだ
ぼんやりと辺りを照らす月の光を辿るように歩いた...
もうみんな寝ちゃったよね
昨日会ったことはまた後で聞けばいい…
しかし、次の瞬間
私は信じられない光景を目の当たりにする
ほんの数秒しかないこの瞬間が
私にとっては永遠の如く長い長い時間に思えた
『え....？』
間抜けな声が零れた
どうじにサァーッと心地よいそよ風がその場に吹き
やがて消える...
開いた口が塞がらないとはまさにこの事だろう
ただ呆然とその場に立ち尽くす
私の思考は一瞬にして“どうして？なんで？”で埋め込まれてしまったのだ
そんな私を見て
君は...
「やっぱり...来てくれた」
溢れるような柔らかい笑みを浮かべ
一人佇んでいた
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Rio(プロフ) - 涙さん» 実際に読み直してみたのですが確かに違和感がありました！態々コメントしてくださりありがとうございます！問題のその場面は修正させて頂きます。貴重な御意見を寄せて下さり有り難うございました！ (2019年10月26日 20時) (
レス) id: 77029a2e18 (このIDを非表示/違反報告)
涙(プロフ) - 焼け石に水少し意味が違う気がします (2019年10月26日 19時) (レス) id: 5e09944bd4 (このIDを非表示/違反報告)
Rio(プロフ) - りゅうさん» 返信が遅くなり申し訳ありませんでした！暖かいコメントを頂き作者は幸せ者です！もうすぐ続編の製作が完了致しますのでどうぞお楽しみに！ (2019年10月10日 16時) (レス) id: afbca9230e (このIDを非表示/違反報告)
りゅう - 初めまして！この度小説を拝見させて頂きました！隠しのお話は数が少ないので見かけた際は本当に嬉しかったです！中でも私は後藤さん推しなので本当に嬉しいです（涙）もっと後藤さんとの絡みが読みたいです！これからも楽しみにしています！ (2019年10月9日 17時) (レス) id: 4289bd19b6 (このIDを非表示/違反報告)
Rio(プロフ) - こころがモフモフするんじゃぁ〜さん» 嬉しいコメントありがとうございます！これからも頑張っていきますので乞うご期待ください！ (2019年9月29日 20時) (レス) id: afbca9230e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rio | 作成日時：2019年8月26日 9時
