【進撃の巨人】鬼と兵長と兵士と【リヴァイ・エレン】 (ページ42)

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最終話ページ42

リヴァイSaid

Aからプレゼントを貰い俺は今上機嫌

ハンジ「……あ…リヴァイ……」

?

リヴァイ「どうしたクソメガネ｡便所にでも遅れたか」

ハンジ「快便さ｡それよりどうしたの？その首飾り」

リヴァイ「Aから貰った」

ハンジ「Aの角で出来てるの？」

リヴァイ「あぁ」

俺の名前が彫ってある

全て手作りしてくれたんだと思うととても嬉しい

ハンジ「…ねぇリヴァイ､知ってる？乱鬼族が角を渡す行為はね求婚って意味なんだよ？」

リヴァイ「ﾌﾞﾌｩ！」

俺は思わず紅茶を吹き出した

リヴァイ「おいクソメガネ…今なんつった…」

ハンジ「要するに逆プロポーズだね｡因みに了承するときは相手の前で渡された角にキスを落とせば結婚は成立だよ」

よし今すぐ了承してこよう

そう思い俺は引き返しAの部屋へ入った

すると…そこには

リヴァイ「!!Aっ!!!」

Aが倒れていた

リヴァイ「おい！どうした！確りしやがれ！Aっ！(ﾍﾟﾁｬｯ)…血…？」

ハンジ「リヴァイ！」

リヴァイ「ハンジ！今すぐこいつを運べ！今すぐだ！」

ハンジ「Aっ！」

─────────

ハンジから聞いたこいつがもう長くないこと

早ければ明日にでも

長くて数ヵ月

乱鬼族は元々寿命が短いらしい

未だに目を覚まさない

エレンやペトラ､ミカサやアルミンも心配そうにAを見ている

ハンジ「…もしかすると……もう……Aは…」

リヴァイ「ふざけたこと抜かしてんじゃねぇ！」

冷静になれない俺

Aの手を握りしめる

リヴァイ「なぁ…A…起きてくれよ…お前が居ねぇと俺はどうにかなっちまいそうだ……」

ｷﾞｭｯ

!!

『リ……ヴァ…イ…』

「「「A/さん/兵長!!!」」」

『……黙っていて…ごめんな…？…お前に…心配…かけさせ……たくなかった…』

リヴァイ「……A！なに言ってんだ！」

『……無理だよ……リヴァイ……自分の……死ぬときぐらい解る……』

『ごめんな……リヴァイ…約束……守れなくて…俺の…願い……聞いてくれるか…？…』

リヴァイ「あぁ！」

涙が止まらない

『……返事……教えてくれるか……』

リヴァイ「っ……！」

俺はAの首飾りにキスを落とした

『……！……ありがとう……ありがとう……リヴァイ…皆……』

握られていた手が落ち

その時を迎えたA

でもとても晴れやかに笑っていた

まるで…

天使の様に