【進撃の巨人】鬼と兵長と兵士と【リヴァイ・エレン】 (ページ21)

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第十九章ページ21

昼過ぎ頃

リヴァイ「オイ､さっさと始めるぞ」

『……あのな……リヴァイ……一つ聞いていい？』

リヴァイ「何だ」

『何で皆居るんだよ!?』

リヴァイ「知るか」

『うっひょ～鋭利なツッコミありがと～！』

そう｡俺達が試合すると聞いて何故か全員集まった

ハンジ「だって､滅多に見れるモンじゃないよ！？それに貴重なデータも取れそうだし！」

オルオ「兵長同士の試合…！テンション上がってきたァァァ！」

ペトラ「うっさいわね……静かにしてよ！オルオ！」

エルド「一度は見てみたかった！」

エレン「楽しみです」

エレン……そんな美しい目で見ないでくれww

『とりま､ハンジ腕を縛ってくれ』

ハンジ「ハイハーイ」

両腕を後ろで固定

エレン「何で腕を固定するんですか？」

『ハンデだよハンデ｡ハンデ無しじゃ､リヴァイに勝機はないぜ？』

ハンジ「Aは巨人を押さえ込める位怪力だからね～後､コレも頭にはめてもらえる？」

何だこの透け透けのヘルメットみたいな物は……

ハンジ「コレで脳波を測るのさ」

へぇ

『…おし､リヴァイ行くぜ！』

リヴァイ「気持ち悪ィな」

『俺だって嫌だよ』

そりゃあ嫌だよ｡透け透けのヘルメット被ってんだもん

『…………』

リヴァイ「……………」

緊張感漂う空気の中｡

リヴァイ「フッ！」

ｶﾞﾝｯ！

先攻はリヴァイ

地面を蹴り､首筋目掛けて強烈な蹴りを入れてきた

俺は腕が使えないので勿論諸に当たった

リヴァイ「……っは………………流石……と言った所か……」

俺は諸に当たったにも関わらず､数㎝程しか動いていなかった

『次は俺から★』

蹴りを入れた足にブーツ越しで噛みついた

リヴァイ「ちっ！」

振り回そうとした時､首にもう片方の足を使い引っ掛け､肩車状態になった

俺は迷わずリヴァイが乗っている方へ勢いよく倒れた

ｶﾞｧﾝ！

リヴァイ「うっ！」

『ヒヒヒッ！』

痛みで顔が歪むリヴァイ

それも束の間､まだ倒れた状態の俺の腹に踵落とし

『いぎっ！』

俺は身体を捻り､リヴァイの首に足を掛けその反動で一気にリヴァイの後ろへ回り

蹴りを入れた

ｶﾞｯ！

リヴァイ「っ！馬鹿力が」

案の定防いだか

俺は更に奇襲をかける

何でだ…さっきからずっと……

胸が熱くて身体だ疼いて

たまらねぇんだ……