【進撃の巨人】鬼と兵長と兵士と【リヴァイ・エレン】 (ページ15)

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第十三章ページ15

『とまぁこんな感じ』

エレン「………」

顔色が悪い……ごめんなこんな話して

『悪い…怖いよな､すぐ出ていく……覚悟はしてたから』

出ていこうとすると腕を捕まれた

エレン「……怖くなんかありません…俺も解ります……俺も母さんが巨人に食われる光景を見ました……だから……あなたの気持ち……少しだけ…解ります…」

そうか……エレンも…そんな事が……

『……悪いなエレン…そんな事思い出させちまって……』

エレン「…いえ…俺なんかより…兵長の方がよっぽど辛い思いをしているのに…話してくれたので……その…辛い事思い出させてしまって……」

俺はエレンの手を握り

『大丈夫だ｡話せて少しスッキリした。それにエレンは俺の話を聞いても拒絶しなかった｡それだけでとても嬉しい』

俺は微笑んだ｡

エレンが悪く思う事はない

エレン「……兵長…////」

『エレン､お前に特別に左目と角を見せてやろう』

エレン「え!いいんですか？」

『じゃあ､左目から』

近付き包帯に手を掛け

エレン「─!?本当に…眼球が……」

『再生能力や治癒力は高いのに流石に無くなった部位は再生しないらしい』

エレンとは違うな……

エレン「そうなんですね……あ､角…もう生えてる」

『触っていいぞ』

エレン「え!?じゃあ…遠慮なく…」

角を触るエレン

なんか変な感じだな

エレン「硬い……綺麗な角ですね…」

『…ありがとう』

……嬉しいな

『……そろそろ､戻らないとな｡じゃあなエレン｡また』

エレン「あ、はい」

ガチャ…

廊下を歩く

ﾋﾟﾀｯ

『盗み聞きとは悪趣味だなリヴァイ』

リヴァイ「…………」

『……何で聞くんだよ……』

この人には一番知られたくなかった

拒絶されるのが恐かった……

エレンの様に受け入れてくれるとは限らない

『……引いたよな……ごめんな…隠してて……』

その場を立ち去ろうとしたが腕を引かれリヴァイに抱き締められた

リヴァイ「……何で黙ってた……」

『……拒絶されたくなかったから……恐かった「違う」』

リヴァイ「……何で血の事言わなかった……血何て幾らでも飲ませてやる……あんなお前を見たのは初めてで……恐かった……」

……ごめんなさい……ごめんなさい…俺はバカだな…

リヴァイ「……それに……俺は絶対お前を拒絶何てしねぇ｡だから……一人で抱え込むんじゃねぇ……俺を頼れ…」

『………ごめん……リヴァイ…』

俺は崩れ落ち何年ぶりか泣いた

リヴァイの胸で……