【銀魂】混血狐＿悲劇と再会

18.何かバリバリ飛ばしてんな…(過去編) ページ19

銀時「オイ！Aと雫は見つかったか！？」


桂「いや、見つからない……もしや…天人共に拐われたのでは…」


高杉「くそっ！」


坂本「落ち着け高杉」


風間「………姉さんと兄さんの臭いがする…こっち！」


銀時「本当か！？行くぞ！」


全員-銀時「おう！」



ーーーーーーーーーーー

『や……めろ…………御………姉…様……』


雫「A……！や…め……て……！その子には………手を出さないで……！」


俺を飼っていた天人が賞金を目当てに俺と御姉様を殺そうとしてる
飼い主には俺達は逆らえない………既に俺達は傷だらけ


天人「そろそろ……終りだ……」

俺に向かって刀を上げる天人………
ああ……御姉様の為に死ねるなら……光栄だな…

雫「っっっっ！！！ やめてェェェェ！！！A………Aっっっっっっっ！！！！！」


ザシュ！



………一向に痛みは回ってこず、恐る恐る目を開けると
俺を庇って切られた御姉様が血だらけで倒れた

『いや……嫌だ……雫御姉様……嫌だよ……うぅ…』


雫「ごめ………んね……A………風間を……守ってあげて……貴方の大事な人を……守って………─────」


『ああ……あぁぁぁぁああ……ああああああああああああああああああ』


天人「次はお前──ザシュ」


『ﾍﾟﾛｯ…)あは…………あははははは ｷﾞﾛ』


天人「ヒィ！」


ザシュ！ズシャ！グサッ！




ーーーーーーーーーーー

銀時Said

『あああああああああああああああ』

坂本「あれはAの声じゃき！？」

桂「こっちからだ！」

高杉「雫……！A……！」

急にあいつの声がした。いや、悲鳴が。
俺達は急いで向かった

ｶﾞｻｶﾞｻ

天人「ぐああ！」


高杉「テメェ！雫を拐った奴か！」

草影から出てきた血だらけの天人。高杉は容赦なく胸ぐらを掴み問う
すると天人はまるで鬼を見たときの様な表情をし

天人「……化け………物……く……来るな……来るなァァァァァ！！！！」


桂「どういうことだ！！貴様！！！Aと雫は何処だ！？」

ヅラが天人に問いかける。
天人は恐怖を浮かべながら言った


天人「こ……狛犬の………ほ……本性が……あぁぁああ！ﾊﾞﾀﾝ」

桂「おい！しっかりしろおい！駄目だ……情報を聞きたかったのだが…」

小さくて聞き取り難いが微かにAの声が聞こえる



「！ヅラァ！Aの声が聞こえる！この先だ！」









そこには動かない雫を抱き締め泣くAの姿があった

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