【d!】この幹部ら、いきなり態度変えてきたんですが？【軍パロ】 (ページ9)

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↓ 【ut side】ページ9

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『A⋯⋯？
そんなとこに立っとったら危ないで⋯？』

なんやここは。夢ん中やろか。

分からん、知らへんけど。

ただこの光景を見て分かることはAがあと一歩でも足を踏み出せば転落してしまうような高い場所、ということ。

当たりを見回しても一面青空の景色。

そして少し遠くにおるのはA。

俺が話しかけても反応はない。微動だにせず突っ立ったまま。

『⋯何、しとんねん。はよこっち戻ってき』

kn「大先生、なんであんな無能な奴なんかにそんな言葉吐いてんねん。あんまま落ちてったらええやん」

『え、シッマ⋯⋯？』

シュン、と横に現れるコネシマ。
冷たい言葉を俺に吐き出すとAがはよ落ちろと言わんばかりの表情で眺めとる。

『な、なんでそないなこと言うんや？Aやって仲間やんか──…』

⋯言っとることと思っとることが矛盾しとるな、俺。

ほんまは大切な仲間やって思うとるのに自分の口から出る言葉はAを貶すような言葉ばかりやのに。

ショッピくんがAのことをやけに気にかけるようになってから俺もAに何かあったんちゃうかなってひとりで部屋におるとき考えてもうて。

やからシッマにも相談したんやで？俺。

なのに俺の隣におるコネシマはAのことをなんとも思ってへん様子。いや、俺が勝手に創り出しただけなんかもしらんけど。

rbr「大切な仲間やと？別に俺らはそう思ってへんけど。あぁ、大先生は違うんやな。

⋯やけど正直に答えてみ。本音はなんなん？なぁ、大先生」

コネシマの時と同様に隣にロボロが現れてそんなことを言う。こいつは心あらへんけどこんなこと言う奴ちゃうってのは俺は分かっとる。

ロボロは、いや・・・

多分俺自身がAのことがどうなんやって話やな。

それに本音？

俺の本音は今思っとること全部や。

ほんまは大切な大事な仲間のひとりで俺からもあーやって暴言を言われても理不尽でもAは明るいやん。やから俺は、それが______

『・・・A、これが俺の気持ちやで』

Aに近づいて立ち尽くす彼女の腕を俺は取った。

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