【d!】私の周り、実はヤンデレだらけでした。 (ページ4)

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シャオくんにそう笑いかけると、シャオくんの頬が赤く染っていく。あぁ、これってもしかして⋯

sha「ならええんよ」
(やっば、俺。Aちゃんのことめっちゃ好きやん⋯)

シャオくんは私のこと好きでいてくれてるんだ。
特に誰にも恋愛感情は抱いてないけど、好きになってもらうのは嬉しくてドキッとしてしまう。

sha「なぁ、もし時間あるんやったらカフェ行かん？」
(もっとAちゃんと話したい。独占したい)

『うん。いいよ』

シャオくんに誘われ、私達は一階にあるカフェへと向かった。

・・・

カフェには緑や花が綺麗な中庭を楽しみながら食べられるテラス席もあって、生クリームとフルーツたっぷりのパンケーキを注文したあとその席に二人で座る。

sha「懐かしいなここ。相席したの覚えとる？」
(あの時から絶対Aちゃん俺のものにするって決めとるんよなぁ。まぁまだまだやけど。でも俺以外は受け付けへんし)

『そ、うだね。懐かしい』

ニコニコしてる天使みたいな彼の心の声はすっごく悪魔みたい。作った笑顔が引き攣っていくような気がした。

ci「あれ？先輩方じゃないっすか！」

shp「こんなとこで会うなんて奇遇っすね」

シャオくんと話していれば後ろからぴょこっと現れた二人。

チーノくんとショッピくんだ。愛称だけど。

二人は私の後輩。
人懐っこい性格で皆からも好かれてる。

sha「なんや、お前らも来とったん。」
(あーあ、せっかくAちゃんと二人きりやと思ったに。)

shp「そうなんですよ。ついで、って感じで。」
(シャオさんとAさんが二人で行くの見えてついてきた⋯なんて言わなくてもええか)

表面上では笑顔だけど心の中がなんて言うか⋯すごい。お互い敵視してる気がする。

「お待たせ致しました。パンケーキです」

そんな二人の会話を聞き流していればふわふわのパンケーキが運ばれてきて、お皿にそれぞれ盛り、小さく切ったパンケーキを口に入れる。生クリームは甘ったるくなくて、フルーツは新鮮で美味しい。

『ん〜！美味しい！あ、ショッピくんとチーノくんも食べる？』

そう言えば後輩二人は顔をパアァと輝かした。

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