【WT】あてんしょん！！【犬飼】【辻】

＊story１７ ページ22

犬飼「それじゃあお疲れ様でしたー！」


A「おっ、お疲れ様、です」

辻「……お疲れ様でした」

二宮「………よくやった」←



だから二宮さんオーラが怖いですって…………！！



犬飼「妹ちゃん！かーえろっ」

A「あ、えっと、その………今日は………」


『辻さんと話がある』と言えばすむことなのだが、犬飼さんには知られたくないと
言っていたし…………どうすれば…………。

犬飼「ん？何か用事とかあったりする？買い物とかなら付き合うよ？」

A「いや、そう言うんじゃ無くって………その………」

辻「………………犬飼先輩、」



困っていたら、後ろの方から声がした。間違いなく辻さんのものである。


い、今まで何処にいたんですか………！(泣)



犬飼「うん？何辻ちゃん？」


純粋な目で犬飼さんは彼を見つめる。


辻さんは、横目でちらりと私の方を見てから、小さく、でもはっきりと言った。




辻「………少し、Aさん借りますね」




対抗するかのように、震える手で私の服の裾を掴みながら。

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