花火の下で ページ7
神社に着いた
立ち入り禁止の札の後ろをこっそりすり抜けていく2人
「あ〜なんかすげー罪悪感なんだけどなぁ」
黒服の鬼が言った
「まだまだだな土方くん俺はもうなんとも思わねーよ?」
白髪の白夜叉が言った
「お前はそういうとこがだめなんだ」
「でもそういうとこ好きでしょ?」
その2人は手を繋ぎながら境内にたどり着いた
ヒュ〜〜〜〜ドンッ!!!
その瞬間花火が始まった
「ほら!綺麗だろ〜」
白夜叉は自慢げに言う
「……あぁ、そうだな」
鬼もうっとりと空を見つめている
鬼でもやっぱこういう表情するんだな
ああ、好きだ
「…なぁ、土方こっち向いて」
「ん?」
短い返事の後視線を動かすと目の前には白い髪があった
「んっ、ふぁ、ん」
貪るような甘いキスにどちらのものか分からない声が漏れる
それは静かな境内と相反するように大きくなっていく
「んっ!ぎんっ──」
ヒュ〜〜〜〜ドンッ!!
後ろで花火が咲いた
夏はまだ終わらない
〜完〜
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作者名:まよまよ | 作成日時:2017年8月22日 19時