薬のせい１ ページ33
紫耀くんの家にたどり着いてソファーが見えた途端、ぐったりと座り込む私。
そんな私を見下ろしながら紫耀くんは笑っていた。
「Aさん、どんだけ飲んだん(笑)」
『友達が途中でいなくなっちゃって・・・何も飲まずにいるのも気まずいしメニューよくわかんないしで、同じのおかわりって２回くらい頼んじゃったんだよね・・・』
「てことは、３杯も飲んだん？！いきなりそれはやばいわ(笑)」
何がそんなにおかしいのか、あっはっは！と笑い転げる紫耀くん。
あれがそんな変な薬だなんて知ってたら一滴も飲まなかったわ！！
てか、キャサリン・・・残念だけど、もうあの子と会うのはやめた方が良さそう。
「初めて飲んだから、ジワジワ薬が回ってきてるんやろ・・・あと１０分もしたらAさん、たぶん大変なことになるで(笑)」
楽しそうな顔でそう言い残して、紫耀くんはシャワーを浴びに行ってしまった。
今より大変なことになる？私どうなっちゃうの？(泣)
・・・紫耀くんの言った事は、その通りになった。
紫耀くんがシャワーから上がってくるのを、私は１人でボーッとソファーに沈み込んだまま待っていた。
・・・ジワジワと身体の様子が変わってきたのを感じる。
頭の痛みや気持ち悪さは段々引いてきたけど、それと代わるように沸き上がってくる衝動に身体が疼いた。
嫌だ、私どうしちゃったの・・・
頭を振って変な衝動を振り払おうとするけど、無駄だった。
「何してるん？(笑)」
ぶんぶん頭を振っていた私の首に、後ろからスルッと腕が回ってきた。
『ひゃっ』
紫耀くんは上に何も着ていなくて、シャワーから上がったばかりの身体は熱を持っていた。
その熱い腕が私の首を擦った瞬間、ビリっと電流が走るような変な感じがして、つい声が出てしまった。
そんな私の様子を見て、紫耀くんがふふっと楽しそうに笑う。
「そんな声出しちゃって」
薬のせいで身体が敏感になってるんだ。
上半身裸の紫耀くんに後ろから抱き締められてる感覚に、もはや私の理性は限界寸前。
落ち着こう、落ち着かなきゃ・・・
『んっ・・・！紫耀くんやめて！』
必死で気を落ち着かせようとしている私のことなんてお構いなしに、私の耳をカプっと甘噛みしてくる紫耀くん。
「やめて？やめて欲しくなんて、ないくせに」
私の耳を噛んだまま喋る紫耀くんの低く掠れた声は、耳の奥に直接響いてくるようで、私はまるで脳みそが痺れるような感覚に襲われていた。
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ふみか(プロフ) - かりんさん» わわわ、そんなに褒めていただいて、嬉しすぎます(;∀;)ありがとうございます！！ (2016年9月6日 14時) (
レス) id: a5e4949f04 (このIDを非表示/違反報告)
かりん - やっぱこの作品最高ですね！！本当に心臓がヤバい（笑）胸キュンどころの騒ぎじゃないですよね（笑）めっちゃお気に入りです！ (2016年9月6日 7時) (レス) id: 7ebf97f1ef (このIDを非表示/違反報告)
ふみか(プロフ) - �狎臼凸喚�(ぽえむ)さん» コメントありがとうございます！頑張って更新して行くので、今後も楽しみにしてもらえたら嬉しいです・・・！(/ω＼*) (2016年9月5日 17時) (レス) id: a5e4949f04 (このIDを非表示/違反報告)
�狎臼凸喚�(ぽえむ)(プロフ) - この作品、めっちゃ好きです！この先どうなるんだろうってすごく気になっちゃいます(*¨*)これからも頑張って下さい！ (2016年9月4日 19時) (レス) id: b5d32a98d8 (このIDを非表示/違反報告)
ふみか(プロフ) - ましゅまろーさん» ハラハラドキドキ、してもらえてますか！そう言ってもらえて良かったです！(^^)コメントありがとうございます！ (2016年9月4日 14時) (レス) id: ae36dcf6ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふみか
| 作成日時：2016年8月26日 22時
