謎２ ページ23
そんな中、今日の私は１人で新刊の本が沢山入った重い箱を売り場に運んで並べる仕事。
台車に箱をどっさり積んで、店内を移動する。
・・・重くてなかなか自由がきかない。
なんか危なっかしいなー、なんて思ってた矢先。
ガツッ！
やっば。
棚と棚の間から出てきた大柄なお兄さんを避け切れずに、思いっきり足に台車ぶつけちゃった・・・！
「おい、どこ見てんだよ痛ってぇな畜生！」
やばいやばいやばい
金髪マッチョで、半袖から覗く腕には刺青。
完全にヤバい人にぶつかった(泣)
てかこんな人が本屋さんに何の用だよ・・・じゃなくって！とにかく謝らなきゃ←
『こちらの不注意で、大変申し訳ございません！お怪我はございませんか・・・』
「申し訳ございませんだぁ？あー、痛てぇわー、骨折れたわこれ。どーしてくれんの？」
骨折れたとか絶対嘘だろ！！
あなた普通に立ってるじゃん・・・。
どう対応するのが正解か悩んでしばらく沈黙していると、金髪男は更に私に詰め寄ってきた。
「おい、何黙ってんだよ。って、姉ちゃん結構可愛いじゃん、うちの店で働かない？そしたら許してやってもいいけど」
『み、店・・・？』
「そう、いろんな男の人の相手するお店だよ」
嫌らしい笑みを浮かべて男はそう言った。
・・・は？無理無理無理。何言ってんのこの人。
『いや、それとこれとは関係がないというか・・・お断りさせていただきます』
「あ？グチグチうるせぇな！」
あくまでも冷静に対応しようとする私の態度が癪に障ったのか、男は遂に私に向かって右腕を振りかぶった。
ヤバい、殴られるっ・・・！
そう思った私は、反射的に目を閉じた。
・・・あれ？
身構えてたのに、何も起こらない。
恐る恐る目を開けてみると、私の目の前に立ち塞がる男らしい背中。
『紫耀くん・・・！』
紫耀くんが、男の拳を片手でしっかり受け止めていた。
「暴力とか、やめてもらえます？」
普段から低めの声が更に低く響いてきて、私は思わず身をすくめた。
紫耀くんは自分より大柄な男を相手にしても、いつもの自信たっぷりなオーラを醸し出している。
・・・この自信は、一体どこから来るんだろう。
「なんだよお前、やんのか」
軽々とパンチを受け止められた男は悔しそうな顔をしていた。
「やれるもんなら、やってみ？俺が誰かわかってて言うてるん？(笑)」
・・・え？それ、どういう意味？
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ふみか(プロフ) - かりんさん» わわわ、そんなに褒めていただいて、嬉しすぎます(;∀;)ありがとうございます！！ (2016年9月6日 14時) (
レス) id: a5e4949f04 (このIDを非表示/違反報告)
かりん - やっぱこの作品最高ですね！！本当に心臓がヤバい（笑）胸キュンどころの騒ぎじゃないですよね（笑）めっちゃお気に入りです！ (2016年9月6日 7時) (レス) id: 7ebf97f1ef (このIDを非表示/違反報告)
ふみか(プロフ) - �狎臼凸喚�(ぽえむ)さん» コメントありがとうございます！頑張って更新して行くので、今後も楽しみにしてもらえたら嬉しいです・・・！(/ω＼*) (2016年9月5日 17時) (レス) id: a5e4949f04 (このIDを非表示/違反報告)
�狎臼凸喚�(ぽえむ)(プロフ) - この作品、めっちゃ好きです！この先どうなるんだろうってすごく気になっちゃいます(*¨*)これからも頑張って下さい！ (2016年9月4日 19時) (レス) id: b5d32a98d8 (このIDを非表示/違反報告)
ふみか(プロフ) - ましゅまろーさん» ハラハラドキドキ、してもらえてますか！そう言ってもらえて良かったです！(^^)コメントありがとうございます！ (2016年9月4日 14時) (レス) id: ae36dcf6ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふみか
| 作成日時：2016年8月26日 22時
