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坂田くんの言葉を聞いて、ずっと重たかった荷物を降ろしたような、沈んでいた気持ちが軽くなった気がした。
「……私、はやく、どっちかに決めなきゃって、ずっと思ってた。向き合うってどうしたらいいんだろうって悩んでた。…でも、そうじゃなかったんだね」
坂田くんが、隣で頷く気配がした。
「私の、好きな人と恋をすればいいんだね」
ずっと一緒にいたいと思える人と、恋をすればいい。
それは、坂田くんかもしれないし、うらたさんかもしれないし、他の誰かかもしれない。
なんだか、いままで心にかかっていた靄が晴れたような気がする。
「……坂田くん、ありがとう」
「なにが？」
「なんか、私も空回りしてた。大切なことに気づけた気がする。だから、ありがとう」
坂田くんはやっぱりすごいね。って笑いながらいうと、坂田くんは顔をほんのり赤くして
「………ほんと、そういうとこなんだよなあ」
とつぶやいた。
「そういうとこって？」
不思議に思ってそう訪ねると、
「Aちゃんの可愛いところ」
と返されて、今度は私が顔を赤くする番だった。
「さ、そろそろ行こうか。ぬいぐるみ取らないと」
照れ隠しのように、坂田くんが立ち上がった。
「うん、そうだね」
その後を追うように、私も立ち上がる。
「いっぱい、楽しもう。前に楽しめなかった分まで」
坂田くんはそういうと、私の手を引いて歩き出した。
坂田くんは、いつも私に元気をくれる。
彼の背中が頼もしく思えた。
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りひと(プロフ) - みかんさん» みかん様/ コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです♪今後ともよろしくお願いいたします！ (2020年1月1日 10時) (
レス) id: d056bbadb9 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - 完結おめでとうございます！りひとさんの作品大好きです。これからも応援しています、頑張ってください！ (2020年1月1日 9時) (レス) id: 6edfb9ce46 (このIDを非表示/違反報告)
りひと(プロフ) - しぃさん» しぃ様/コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！今後とも応援のほどよろしくお願いいたします！またコメントお待ちしておりますね♪ (2019年12月31日 20時) (レス) id: d056bbadb9 (このIDを非表示/違反報告)
りひと(プロフ) - まつりさん» まつり様/ありがとうございます！新年には新しい作品も投稿してまいりますので、今後ともよろしくお願いします♪またコメントお待ちしておりますね！ (2019年12月31日 20時) (レス) id: d056bbadb9 (このIDを非表示/違反報告)
しぃ(プロフ) - 完結おめでとうございます！とても好きな作品なので2人分のルートを作ってくださり、とても嬉しかったです！他の作品の更新も楽しみにしています (2019年12月31日 19時) (レス) id: 42c92e6201 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りひと
| 作成日時：2019年12月24日 11時
