可笑しい ページ19
天童side
なかなか食堂に来ないAちゃんと賢二郎。
その二人が、一緒に食堂までやって来たのを見たときには、ちょーーっと.....いや、かなり嫉妬した。
「すみません、遅れました」と頭を下げるAちゃんに続くように、賢二郎も「す、すみません」と頭を下げる。
も〜〜、なんで遅れたのかちょーーー気になるんですケド〜〜〜。
二人で密会でもしてたの〜?嫌だな〜、賢二郎うぜえ。
俺はそれを態度に出さないように、いつもの調子で「Aちゃーん、賢二郎ー!こっちこっち!」と手招きした。
「あ、英太くんがAちゃんの分をやってくれたんだヨー。賢二郎のは太一が」
「....そう。ありがとう、英太」
「何でお前が俺の分をやってんだよ」
「お前少しはA先輩を見習え」
露骨に顔に出すぎだよ賢二郎。めっちゃウケる。
本当、Aちゃん以外には暴言吐きまくりだよネ。
俺は、向かいに座るAちゃんをジッと見つめた。
涼しげな切れ長の目、雪みたいに白い肌、柔らかそうな唇、綺麗な長髪.....俺、こんな綺麗な子と会えて幸せだなあ。
「じゃあ、いただきます!!」
「「「いただきます!」」」
皆が腹ペコにして待っていたからか、合宿が始まって以来、一番がっつき具合がすごかった。
Aちゃんはそれを見て、少し申し訳なさそうに「ごめん。私のせいだね」と言った。
英太くんがすかさず「いや、それは全然いいんだけどよ....白布と二人で何してたんだ?」と優しく問いかけた。
でも、その目の奥には嫉妬が見え隠れしていた。
Aちゃんにはバレないように、賢二郎を睨みつけている。
英太クンこっわ〜。ま、俺も同じような感じだけどネ〜。
Aちゃんは無表情のまま「ちょっと話していたら時間が過ぎちゃっていただけ。ね、賢二郎」と賢二郎を見る。
賢二郎は「は、はい....」とAちゃんの視線から逃れるように、目を逸らした。
ふーーーーーん.......ぜーーーったい嘘だね。
Aちゃんがすこーしお話していただけで、時間に遅れるってことなんてまずないもん。
賢二郎が何かしたに違いない。Aちゃん、賢二郎を庇っているの?優しいなあ、可愛い可愛いAちゃん....俺だけのモノになって、早く。
その綺麗な目を食べて、柔らかそうな唇にキスをして、Aちゃんの血を舐めてみたい。
そしたら、Aちゃんの一部が俺の中に入るデショ?ハァァァン....!想像しただけで最ッ高.....!!
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アニオタ - 頑張ってくださいね (2020年1月7日 15時) (レス) id: d1c92a9cd6 (このIDを非表示/違反報告)
秋霖時雨(プロフ) - ひぃん…すきです。何か夢主ちゃんの後輩になったら誰でもヤンデレになりそう。ヤンデレ製造メーカー… (2019年7月25日 23時) (レス) id: 3e489054ca (このIDを非表示/違反報告)
レイナ(プロフ) - 頑張ってください! (2019年6月17日 12時) (レス) id: 0aafecf7b5 (このIDを非表示/違反報告)
ゴリラ好きの人間。(プロフ) - 操菜 荘椏さん» コメありがとうございます!なかなか更新出来ずに申し訳ありません! (2019年1月7日 17時) (レス) id: 841557aa5a (このIDを非表示/違反報告)
ゴリラ好きの人間。(プロフ) - ぬすさん» 返信遅れてすみません!応援ありがとうございます! (2019年1月7日 17時) (レス) id: 841557aa5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゴリラ好きの人間。 | 作成日時:2017年6月25日 20時