【ハイキュー】どうしてこうなった。2【白鳥沢】 (ページ15)

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可笑しいページ15

Aside

午前の練習が始まった。
私はいつも通り、記録を取ったりスポドリの準備をしたりとマネージャー業を頑張っている。

....そういえば、この前検証して分かったことがある。

私は太一のせいで、キツく抱きしめられたら拒絶反応を起こしていたけど....どこまでのレベルなら大丈夫なのかが分かった。

若利、獅音、隼人に頼んで「ちょっと抱きしめてくれない？」と頼んでみたら、最初は拒否られたけど、わけを説明したら渋々だけど了承してくれた。やっぱ持つべきものは常識人だね。

だって、アイツら(ヤンデレ共)だったら嬉々としてすぐ抱きしめてくるよ？絶対。

とりあえず、抱きしめてもらって分かったのは、私の限界レベルは『若利の力の半分行くか行かないかくらいの一般人には割と強い力』ということだった。

....私、何言ってんだろ。語彙力乏しすぎか。
ボーッとしていたらアイツらが突然やって来るかもしれないから、気を引き締めて練習の様子を見つめる。

アイツら、ゴキブリ並みに神出鬼没だから。

「やっぱり、凄いなあ」

そう呟いてしまうほどに、アイツらのプレーは見ていて惚れ惚れするものだった。

バレーしているときはカッコいいのに、どうして対私になるとあんな変人になるんだろ。
本当もったいない。黙っていたらモテるのに。

ちなみに今は、青城と試合をしている最中。
及川くんのサーブはすごいけど、それを完璧に取る隼人。

どう？すごいでしょ、ウチのリベロは。

表情筋が死んでると言われる私だけど、こういうときは思わず笑顔になってしまう。

....皆のバレーを見るのは、やっぱり楽しい。
あと一年もしないで引退か.....寂しいな。

「Aせんぱぁい！俺のキレキレストレート、見てましたかー！？」

「五色うるせぇぞ！」

ブンブンと手を振る工は、人懐っこい犬みたいで可愛い。
この可愛い工が、まさかあんなサイコパスだとは夢にも思わなかったなあ。(遠い目)

賢二郎も、私以外には暴言を吐いたりするのに、私にはあんなにしどろもどろになって.....重度のコミュ障かよとツッコみたくなるくらいには、キャラ崩壊しまくりだよね。うんウケる。(真顔)

「うん、ナイスキー工。賢二郎も、ナイストス」

工はこれでもかというほど喜んで、賢二郎は顔を真っ赤にして固まってしまった。
「Aさん好き.....愛してます.....♡」オイコラ賢二郎、心の声ダダ漏れだぞ。あと今、試合中な？