【ハイキュー】ど う し て こ う な っ た 。【白鳥沢】

可笑しい ページ8

川西side


「太一」


昼休み、俺の可愛い可愛いA先輩が俺の名を呼んだ。
嗚呼今日も通常運転で可愛い....すげえ無表情だけど。

まあ、俺も人のこと言えないけど。....でもよく考えたらA先輩とお揃いだ。やっぱり先輩は俺の運命の相手なんですねよく分かりました。



それにしても、どうして彼女が来てくれたんだろう？俺に会いたかったとか？あそうなんですね奇遇ですね先輩俺も会いたかったです。意外と寂しがり屋なんですね。そんなとこも愛してます先輩。


でも彼女は照れ屋だから、そう言ってしまったら逃げてしまうかもしれない。

だから俺はあえて気づいていないフリをする。


「何の用ですか。A先輩」

「ああうん。あのね、再来週から合宿始まるの」


予想と違うことを言われたが、きっと心の中に押し留めたんだと納得する。


合宿？つまりA先輩と一つ屋根の下ってことですか。
初のお泊りですね、先輩♡(真顔)


「参加校はウチと青城と烏野。練習場所は白鳥沢。日数は一週間で、あとはこのプリントに書いてあるからちゃんと見といてね。じゃ」


用件だけを言って、さっさと帰ろうとする先輩の腕を咄嗟に掴む。
先輩の手...！！小さいし肌綺麗だし最高はあ可愛い。


「どうしたの太一。分かんないところでもあった？」

「はい。A先輩に見惚れていたら全部聞き逃していましたすみません。なのでもう一度最初から説明お願いします」

「いやプリント見ろ。あと、そういうお世辞はいらないから。私は可愛くない」


先輩.....自分の可愛さに気づいていないんですか...？ヤバいですよそれ罪深い人ですね好きです。
離して、と言いながらも俺の手を振り払おうとしない先輩も好きです。(※180超えDKの握力)


「太一、離して。私もう戻らないと...」

「え？.....A先輩が俺を嫌いになるとか、世界ひっくり返っても有り得ないことじゃないですか」

「その自信はどこからくるの。逆に尊敬するわ」


え、尊敬するって言われちゃった嬉しい。

ちょっと困った顔をするA先輩。端から見ればいつもと変わらないかもしれないが、俺の目は誤魔化せない。だって俺、A先輩の彼氏だし。(真顔)

困った顔のA先輩も素敵です神々しいオーラが見えます。


「....いい加減にして太一。はっきり言ってウザい」


...え、っ。う、ざい、っ。



俺はショックで、思わず手を離してしまった。

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