可笑しい ページ20
Aside
早く離れろぉお！！！！と私と太一を引き離してくれた隼人。
私は太一から解放された瞬間、自分の体内に空気を取り込んだ。
空気ってこんなにおいしかったんだ。ああ空気よありがとういくらお礼してもし足りないです感謝しています。
酸欠で死ぬかと思った.....はあ、頭がやっと回ってきた。
「大丈夫かA！？！一緒に行こうと思って教室行ったっけお前居ないからよ...！！
変な奴らに絡まれていないか心配だったから急いで来てみたら.....マジびっくりしたぞ...心臓に悪ぃわ！ ！川西お前！！やっていいことと悪いことの区別もつかねえのか！！」
小さい子を叱るお母さんか。太一、君もう17歳だよね？....いや、どっちかっというとお父さんか。で、獅音がお母さん。
きっと円満生活ライフを送れるね。
そんなことを考えながら、隼人の背中越しに太一をチラッと見てみると
「....ふ....、ぅ、....！うぅ、だっ、てえ、...」
女 子 み た い に 泣 い て い た 。
隼人と私は突然のことに驚きを隠せない。さっきまで私を殺そうとしていた顔とは思えない。
とりあえず一言言わせろ。何故お前が泣く。
こっちは一瞬三途の川見えたんだぞ。川の向こうで死んだおばあちゃんが微笑みながら手振っていたんだぞおい。
むしろ私が泣きたい。とんでもないトラウマ植えつけられたんだぞ夜も眠れないよ。(震え声)
「Aっ、先輩、が、ぁ、俺のこと...、ぅう、も、弄ぶ、ッ、からあ、！」
弄んだ覚えはない。被害妄想もいいとこだよ全く。
なんなのこの子ただのアホなの？
隼人は泣いている太一に「だからってそういうことやっちゃダメだろーが！！」とガミガミ説教している。
お父さん手厳しい。
ってコラ隼人。今「だからって」って言った？言ったよね、この耳ではっきり聞いたぞ。
そんなことしないわ。私はそんな尻軽女じゃない！
「とりあえずお前はAにちゃんと謝れ！！」
ほら！と隼人に背中を押され、こっちに歩いてくる太一。
....あ、やだ、怖い怖いこわいこわいこわい。震えが、とまらない。汗もヤバい、どばっと溢れてくる。
でも、ここで怯えたら相手の思うツボだ。きっと太一は今以上に手がつけられなくなる。
落ち着いて、いつも通りに、平常心。
「...すみませ、」
「ああうんいいよ別に全ッッ然気にしてないからほら仲直りの握手でもしようかはいもうこれで解決ね」
....あれ？
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ジョン岡田 - この作品も他の作品もとても面白いです！出来ればでいいんですが魔入りました入間くんのイフリート・ジン・エイトとムルムル・ツムルとイポス・イチョウのヤンデレできませんか？ (6月7日 12時) (
レス) @page33 id: 60d9cbf677 (このIDを非表示/違反報告)
うらら - めっちゃ面白いです！月一で読んでます！ (2022年8月26日 20時) (レス) id: c548be024e (このIDを非表示/違反報告)
しらすちゃん - ぐっ……しらす先輩が神格型ヤンデレなのは尊いです、本当にヤバいです。太一くんはヤンデレになったら余裕であんなことやこんなことをしてきそうだから、真面目にヤバかったです。何周巡回すれば気がすむんだ私…！ (2021年1月25日 17時) (レス) id: 3d9f573800 (このIDを非表示/違反報告)
紅威 - 返信ありがとうございます（泣） (2018年6月26日 0時) (レス) id: 82777b4911 (このIDを非表示/違反報告)
ゴリラ好きの人間。(プロフ) - 紅威さん» 謝る必要なんてないですよ！コメありがとうございます！ (2018年6月25日 17時) (レス) id: 841557aa5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゴリラ好きの人間。 | 作成日時：2016年12月3日 9時
