【ハイキュー】ど う し て こ う な っ た 。【白鳥沢】

もしも夢主の性格が変わったら ページ16

天童side


「おっはよーん！！いやあ〜今日は格段と寒いネ〜、誰かカイロ持ってない？？.....ほ？」


体育館に入った瞬間、俺はすぐ異常に気づいた。
なんでかって？それはね、俺は妖怪さとりんだからだヨ！



と、言いたいとこだけどぶっぶー。違いまーす。



正解は賢二郎が「Aさんが来てない....誰かに誘拐されたんじゃ、ああ助けに行かないと、おれ、」って狼狽えているし、英太くんは「ったく、寝坊か？...これから毎朝起こしに行くか」とか地味〜に怖いこと言っているし、太一は生きる気力無くして「もうやだ.....A先輩に会いたい...」って体育館の隅っこにいるし、工は「Aさんはきっと害虫に絡まれているんですよ！俺、今から害虫退治してきますね！！」と笑顔で狂気染みたことを言っているから、でした〜。



俺？俺はこの状況をものすっごい笑顔で見てるよーん。だって面白すぎだもん。


「お前ら....Aがいないだけでやる気なくしすぎだ。川西！そんなとこ座ってないでさっさと動け！！」

「賢二郎も。きっと今日はたまたま寝坊しただけだ。そんなに心配しなくてもその内来るだろ」


隼人クンと獅音がそう言った瞬間、ガラッと体育館の扉が開いた。
やっと朝のAが見れる〜♡もお、さとりぃ、待ちくたびれたぁ♡


「あー...........だっっる......おはようございまーす」


......ほあ？(混乱)

俺の目に入ったのは、髪はボサボサ、ジャージもシワシワで、こちらをギロッと睨む(ように見える)Aだった。



あ賢二郎が倒れた。
やばいおもろすぎ。


「ど、どどどどうしたんですかAさんんんんん.....！？」

「ん？...ああ、ごめんごめん。朝にすこぶる弱いもんで....てか、なんでそんなジロジロ見てきてんの？怖いしキモいんだけど...」


心底引いた顔で俺達を見るA。
その顔もっとくださああああああぁぁぁい！！
写真撮って額縁に飾るからァァ！！


「A、なんだよその髪〜」

「時間なかったんだよ」

「じゃあ俺が縛ってやるな」

「わあありがとう英太すき。んじゃ、お願いしまーす」


ええええええすげえ棒読み！！！！でも英太くんは嬉しそう！！なんで！？！
「ったく、Aは俺がいねえと”なんにも”出来ねえなー」あ、そういう感じねオーケーオーケー。

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