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「はー、白布先輩に会いたい。」


「それしか言わなくね?Aちゃん。」




夏休みもあと2週間ほどで終わり。今はバイト中。今日も二口君と私の2人。まじでシフト被りすぎだと思う。


二口君はレジに突っ立っていて、私はモップで店内清掃中。今日も今日とて客が来ない。



「そういえば、インターハイ見に行ったんでしょ?どうだった?」


「いやぁ、バレーボールって深いなぁと思った。」


「Aちゃんのコメントは超浅いけどね。」




なんだと、と軽く睨んでいると、自動ドアが開く音でお客さんが来たことに気付く。






「いらっしゃいませー………え?」


「あ、やっほ。」




そこにいたのは、白鳥沢のジャージを着た白布先輩と川西先輩。




「こ、こ、こんにちは!!!」


「元気だね。」




想像よりも大きな声が出てしまった。

だって、まさか、まさかまさか会えるなんて!!!


あーありがとうございます神様仏様白布様!!!よかった〜昨日道に落ちてた財布交番まで持って行って!!得積んどいて良かった!!!


もう私の夏休みに思い残すことは無い。最高のサマーバケーションでしたありがとう!!




「小泉さん、こないだのお菓子美味しかったよ、ありがとね。白布から受け取った。」


「なら良かったです!」




川西先輩がお礼を言ってくれる。




その間に白布先輩はレジに何かしらの商品を持って行って、会計を済ませていた。



「え、白布はやっ!俺もアイス!」




川西先輩がアイスコーナーに向かっていく代わりに、今度は白布先輩が私のところへ来た。



「…?どうしました?」


「これ。」



差し出されたのはたった今買ったであろう商品が入った袋。その中からアイス1本を取り出して、残りを袋ごと渡してきた。




「………?」


「いっつもお菓子くれるから、お礼。そんなんで申し訳ないけど。」





中を見ると、…こ、これは、私の大好きなガトーショコラ…!しかもまあまあ沢山入ってるやつ!

その他にパックのミルクティーも入っていた。





「本当に貰っていいんですか…?お菓子は私が好きで作ってるのに……。」


「うん。貰ってくれないと、俺がこれからねだりにくくなるじゃん?」






このアイスは俺のだけどね、と笑う。


はぁ、やばいこれ食べれない。家に飾ろ。





「ありがとうございます!大切にします!」



「うん、食べてねww」

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りん(プロフ) - 華火さんの作品全部好きです! (2022年9月30日 22時) (レス) id: b7d34262d6 (このIDを非表示/違反報告)
食塩 - 最高です。 (2022年7月19日 23時) (レス) @page46 id: 18e815367f (このIDを非表示/違反報告)
華火(プロフ) - むーむーさん» デスよね!!ありがとうございます!! (2020年3月14日 21時) (レス) id: 547328387d (このIDを非表示/違反報告)
むーむー - 白布君かっこかわいくて最高です!!!! (2020年2月14日 22時) (レス) id: d0213f078c (このIDを非表示/違反報告)
華火(プロフ) - よたこさん» 分かるぅぅぅ、ます (2019年8月26日 23時) (レス) id: 6592ed4643 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:華火 | 作成日時:2019年2月1日 23時

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