【ハイキュー】生意気なクソガキを預かった【青葉城西】

No.5 寂しいお年頃 ページ5

その後、なんとかお風呂という試練を乗り越えた。

今なら、ウシワカちゃんにも勝てそうな気がする((



及川「はい。ここがAの部屋ね。おやすみ」

『おやすみ。エッ チな動画見ちゃだめだよ』

及川「見ないよ！！」


ほんと、あのガキが居たら調子狂う。

俺は自室のベットに寝転び、岩ちゃんに助けを求める。




イケメン王子☆岩ちゃんヘルプ


んー見てくれるかなぁ(22時)

あ！既読ついた！！


イケメン王子☆岩ちゃんヘルプ
既読



岩泉寝ろ死ねクソ川



及川「ちょ、酷くない？」


ひどい！と送っても既読がつくことはなかった…

まぁ、明日も朝練あるし…寝よっかな。


よし、と布団を被ったとき、コンコンと扉を叩く音がした。

はぁーい、と開けてみれば、ガキが枕を持ってるんだけど。



及川「な、何かあったの？」

『……』

及川「…？おーい…」



目の前で手を振ってみれば、俺の服の袖をギュッと掴んできた。

えっ？と戸惑っていると、上目遣いで「一緒に寝たい」と言ってきた。



及川「母さんは？」

『お仕事…だから邪魔したらだめだと思って』

及川「なるほどねぇ…」


さっきまでの態度が嘘のように大人しい。

ねぇ、これ本当にA？？偽物じゃない？？


『だめ……？』

及川「及川さん、明日学校早いよ？」

『いいもん』

及川「いいもんって…可愛くないよ？」

『だまれハゲ』



あ、本物のAだった。

廊下にいつまでもいるのも体に悪いし……しょうがない。




及川「ん。おいで」

『…ありがとう』



この子、お礼言えるんだ…(失礼)

ちょっと感心しながら、二人でベッドに寝転ぶ。

やっぱり、小さいね流石小学生。



『……とおる』

及川「ん〜？おおっ…」



え、どしたのほんとに。

Aがいきなり抱きついてきたんだけども。いや、可愛いなんて思ってないからね！？



『……ばぁか』

及川「言ってることと行動があってないと思うな」



離してやろうかと思ったけど、既に夢の中に飛び立っていた。

俺もその後を追うかのように、意識を飛ばした。







＿＿＿＿＿温かい温もりを感じながら。

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