君の事が知りたい ページ8
柚琉side
「……ふぁ………」
屋上でサボってゲームした後
寝てたけどもう放課後になったかな。
放課後……
帰ろう。
って私、今日から寮入るって言われてるんだった。
…………………
まず、ここ何処!?
屋上なのは分かってる。
でも、ここからどう戻ればいいか分からん!
とりあえず、勘で行くか。
私は身体を起こし、屋上を出た。
30分後……
何処ここ!!
ひたすら一年の教室を探しているのだが、
見つからない。
しかもここ、体育館の前じゃね!?
だって、第一体育館って書いてあるし。
第一体育館!?
この間の電話で、確か兄さんが
第一体育館で練習してるって言ってた様な……
_回想_
葉山「俺ら、第一体育館で練習してっから
第一体育館くればいいと思うよ!!」
「りょうかーい」
葉山「じゃあね!!おやすみ柚琉!!」
「うん!おやすみ、兄さん!」
ブツッ
「第一体育館」
_回想終わり_
「ここか、………多分……」
いや、あってると思うけど。
だって体育館のドア全開だし。
体育館の中を覗く。
……と目の前にバスケットボールが顔面目掛けて
向かってくる。
パシンッ
「った〜〜ッ!!」
ボールをキャッチした手が痛い。
?「大丈夫!?」
「えっ、あっ、はい……ん?兄さん!?」
声を掛けてくれたのは私の兄さんだった。
葉山「ん?柚琉!?柚琉じゃーん!!」
ギュウッ
兄さんに抱きつかれる。
全員「「「「!!!!?」」」」
「ちょっ、兄さんくっ、苦しっ」
葉山「どこ行ってたんだよー!」
「迷ってた」
葉山「なんで?」
「なんでだろうね」
実渕「ちょっと小太郎なにしてんのよ」
葉山「レオ姉!!」
「レオ姉?」
実渕「なに、女子に絡んでるよ」
葉山「この子、俺の妹!!昼に言ったじゃん!」
実渕「…妹……」
全員「「「「…………」」」」
何故、沈黙しているのだろうか。
全員「「「「妹!?」」」」
葉山「いつ部に入んの!」
「いつだろ、今日か、明日か、明後日か」
葉山「んじゃ、今日ね!!」
「えっ、えっ、マジで!?」
実渕「そっ、それじゃ、
とりあえず、中入りましょか!!」
「えっ、えっ!?」
私は、兄さんとレオ姉って人に
連れられ体育館の中に入った。
葉山「赤司ー!新入部員!!」
「ん?赤司?」
赤司ってまさか……
赤司「小太郎、………新入部員とは誰だ?」
葉山「俺の妹!!」
赤司「妹?」
葉山「ほら、あいさつ!!」
「……どっ、どうも……」
やっぱり、征十郎じゃん!!
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作者名:モノノベ | 作成日時:2018年6月19日 19時