兄との恋に落ちる

帰り道 ページ22

シルクの家から出て2人でタクシーを探し、歩く

眠い目を頑張って開けながら歩いているとお兄さんに声をかけられた

兄「大丈夫？」

「あ、はい、大丈夫です。少し眠いだけなので」

兄「少し、には見えないけどな」

横を歩くお兄さんはキョロキョロとタクシーを探しているようだが、いまいち見つからない

「早く大通りにでよ」と少し早足になったようだが、眠い私にはそれさえも少し難しい

ゆっくり歩いていると急に手を引かれた

「ぅあっ？」

兄「っはは、色気のねー声。少し早く歩くよ」

「はっ、はい…」

あれ？今なんか手を繋いでない？

ちょっと待ってでも眠くてむりなんも考えられない

寒いけど、でもその繋いでいる手が暖かくてじっと繋いでる手を見つめてしまった

兄「…転ぶなよ？」

「あ、はい、たぶん大丈夫かと……」

そのまま大通りに出てタクシーを見つける間、ずっと手を繋いだままだった

なんか、ちょっと恥ずかしいけど暖かくてなんだか幸せな気分



タクシーが捕まるとまずは私のアパートに

住所を伝えて、運転手さんが向かうと車の揺れと暗さ、自力で動かなくてもいい事が引き金になり、もうすぐに寝に入りそうだった

ウトウトして船を漕ぎはじめるとお兄さんの肩によりかかり、そのまま目を瞑っていた

まだ寝てはいなかったが、ほぼほぼ寝に近い状態

今度は私から手を握ってしまったらしい(なんか手を握ってると落ち着くのかも)
でもお兄さんは嫌な顔せずにそのまま握っててくれていた
肩もずっと貸してくれてたし


でもここで私のタクシーの中の記憶は終わってる



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どうやってもっと絡ませようかな
迷う迷うへへへ
この長編が終わったらリクエストとかをとって短編集とか作りたいな〜〜とか、考えてます笑

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