悪令嬢はドＳご主人様に愛されてます。【瀬名泉】

転校 ページ11

貴方「……ん。」




しまった。ダイニングで英語の勉強をしていたら寝落ちしてしまっていた。






………なんで毛布があるの？





ま、まさか……ね？






瀬名がそんなことするわけ………







瀬名「好きだよ、だから……俺から離れないで？」






………は？






リビングの方から瀬名の声がした。






アイツ……もしかしてアイドルなのに恋愛してるわけ！？






……と、思っていたが。





瀬名「……ここは、もう少しロマンチックの方が……いや……」







なんかのドラマの台詞のようだった。






スマホの電源をつけると、午前の４時。なんて早起きなんだ……






瀬名は目が悪いのか、眼鏡をつけていてソファに座って同じところばかり練習していた。









私は何故か目が離せなくなり、ｼﾞｨｨｨとバレない程度に瀬名を見つめていたら……






瀬名「いつまで人のこと覗き見しているつもり〜？」







ｷﾞｸｯ！






どうやらバレていたようです。







貴方「………」




しかし、見ているのがバレたら瀬名の思うつぼだし、勘違いされたくないから私は無視した。







瀬名「(はぁぁ……」






瀬名はため息をついてから立った。





こ、此方にくるなぁぁ！！





と、いう心の叫びもむなしく瀬名は私の座っている(寝ている)椅子の後ろにくる。







瀬名「A。」







貴方「(ｶｧｧｧ////……」





瀬名は私の耳の近くで耳に瀬名の唇か当たりそうな場所で私の名前を呼んだ。







瀬名「顔が真っ赤だけどぉ？(ｸｽｯ」







貴方「た、たまたま瀬名が見えただけだし……////(小声)」





瀬名「ふ〜ん……」





貴方「それよりも………アンタ、寝たの？」






いつもの私じゃない。絶対に可笑しい。






瀬名「なに？人の心配してくれてるんだ……意外。」





貴方「失礼なことを言うな。」






瀬名「移動中に寝たし、今日はもともとOFFだったから昼まで寝てたから安心して？俺はアンタと違って考えてるから(ﾆﾔｯ」





貴方「心配して損したわ。」

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