声優さんたちとの日常

第25話 ページ28

" こんにちは…"

そう言いながら、スタジオへと入って行く。

「…良かった。一番最初…。」

新人さんは、一番遅くにスタジオを出て、一番早くにスタジオに行かなくてはならない。

そういう言葉を、誰かから聞いた気がする。

「どーもー」

「こ、こんにちは。」

" お、早いな…偉い。"

そういって、達央さんは頭を撫でる。

そのまま頭を撫で続け、

" 今日は、頑張ろうぜ。"

そう言われ

" はい "

と答えた。

そのあと、スタッフさんの

" ブースに入ってくださーい。"

という声がかかり、ブースに入る。そのあとドラマCDのアフレコがすぐに始まった。








「はい、お疲れ様でした！」

「「ありがとうございました。」」

と達央さんと合わせるつもりではなかったが、何故かキレーにハモッた。

" ふふっ…キレーにハモりましたね。"

" ははっ！そうだな "

そう言って二人で、少しの間笑っていた。






「お前の演技、凄かった。」

「え？そ、そんな…///…私なんて、達央さんの隣で見る演技に、圧倒されまくりでしたよ。」

「そうかー？」

「そうです！！」

" でも、アフレコ思い出すと、スゴく恥ずかしいです…。"

" …顔、真っ赤だぞー "

頬をツンツンとされる。

" わぁーー！！言わないでください！"

そういう会話をしながら、スタジオから出て、ゆいちゃんが待っているであろう外の駐車場へ向かった。

「あ、ゆいちゃーん！」

「Aと鈴木さん。」

「どーも、Aのマネさん。」

「初めまして、佐原ゆいです。」

とゆいちゃんが自己紹介？をする

" まぁ、よろしく。"

と達央さんが返す。

「俺、次もスタジオ、ココだから…じゃあな。」

「はい！お仕事、頑張ってください！」

(？…じゃあ、なんでココまで、達央さんが？もしかして…送ってくれた？ま、まさか…ね？)

" ほら！乗って、マンションまで送るから。"

とゆいちゃんに声をかけられて、慌てて車に乗る。

そして、マンションまで送ってもらった。

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