[NG編]酔ったらサイコパス ページ31
「うらさかおつかれーぃー!!」
ガラスがカランと当たる音がしてみんな一気に飲み物を口にする。
うらさかのLIVEが終わったからうらたさんの家で乾杯をしていたところだった。センラくんと私とうらたさんとさかたん。4人で食卓を囲んでいる。
うらたさん以外はお酒に手を付けた。美味しいご飯もセンラくんが用意してくれて…2人ともお疲れ様ぁ……
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「おい、Aー、Aー、」
「ん、んぁ…?」
「そろそろ日付け変わんぞ。起きろ」
センラと坂田は俺ん家に泊まっていくらしいがAは家に帰ると言ってた。起こして車に乗っけてAの家まで送ってやるか…。
Aが目を覚ますと同時にがっと胸ぐらを掴まれてAと今にもぶつかりそうな距離まで引っ張られた。え、なに…?!
「……なんで自分だけ起こされんの?」
「は、はぁ?…お前だけ泊まらないから日付け変わるまでに家に送ってやろうと……っいて、痛てぇ!!おいおいおいおい!」
片手で胸ぐら掴んでもう片方の手は髪の毛を掴みあげた。髪の毛むしり取るのかこいつ…!!
ちょっと抵抗しようと空いた手で目を覚まさせるべく軽く頬を叩いてやった。すると一瞬動きが止まる。…次の瞬間、ガン!と床に背中が当たった音がして俺はAに押し倒されていることに気が付いた。
「ンだよ!離せよ、おい!」
「…」
「A!!!聞いてんのか!!!」
「…うるせぇわ」
「ん、…ぐ、っ」
俺の上にまたがって片手で首を絞めてもう片手で髪の毛を鷲掴みしている。足を動かしても手を退けようとしても全く意味なし。
「…うらたさんの瞳って緑で綺麗やよね…」
「う"、っ、……な、に」
「……欲しいなぁって」
ゾクリとした。にっこりと笑うAに危機を感じた。何すんだこいつ!!!
「さ、坂田!、セン、ラ…っ、」
「なんで助け求めてんの?こっちみてや」
「…いッ、……やめろっ…」
髪の毛を鷲掴みしている手で無理やり視界をAだけにされる。コイツ……酔ったらこんな事になンのかよ……!!
なんか馬鹿力強いし、小柄な俺じゃ到底___
「…A〜、暴走しなーい」
坂田の天真爛漫な声の後に、バン!と何か分厚いものに叩かれたような音がした。そして目の前のAが突然ふにゃりと眠って俺の上に被さった。
そして現れたのは雑誌を手に持って立ち尽くす坂田の姿だった。
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咲魔_ジャジャ麺 - 返信おくれてすいません(返信のしかたわかんね)夢主ちゃんのプロフィール?のところです (2019年2月9日 9時) (レス) id: ac3afb786c (このIDを非表示/違反報告)
しょうゆのすけ(プロフ) - 咲魔さん» 誤字指摘ありがとうございます。御手数ですが何話か教えて頂けないでしょうか…? (2019年1月30日 22時) (レス) id: d6c32b13a2 (このIDを非表示/違反報告)
咲魔 - 踏みいれたら滑って溺れだってかんじになってますよ!私のまちがえだったらすみません (2019年1月26日 18時) (レス) id: ac3afb786c (このIDを非表示/違反報告)
もなか(プロフ) - 続編期待してますぅぅぅぅぅぅうう!これからも頑張ってください!(=^・ω・^=) (2019年1月8日 13時) (レス) id: 61ac364567 (このIDを非表示/違反報告)
り ん ご。(プロフ) - 続編!???!え?!?あ、初コメです!! (2019年1月8日 13時) (レス) id: 505bb4d23f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しょうゆのすけ | 作成日時:2018年12月28日 22時