男子校だなんて聞いてない【歌い手】

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Aside



いったー、今のは痛かった…


あの、分かる？痛みには波的な何かがあるんですよ。

今のはうらたんとまーしぃに大縄で腰をくくられ引っ張られながらさかたんとセンラくんに罵倒されてる感じかな。


意味不明だね。ごめんね。


なんて茶番を心の中で行っているものの、実は結構痛い。そろそろ薬飲もうかな。そう思いながら自然に出てきていた涙を拭う。



｢……だいじょーぶ？｣

｢…大丈夫……｣



声をかけたのは、あまちゅ。そういやさっきから居たね…。

私の寝転んでいるベットの橋に腰をかけていた。



｢楽になったら保健室行ったら？マジでここに居たら死ぬよ？｣


なんて軽く笑いながら言う。



｢知らないくせによく言ったよね。｣

｢それはどうだろうか？｣

｢まさか…女子なのか？！｣

｢そう行くのやめよう？｣




起き上がれる？と聞きながら立ち上がって私に手を伸ばした。

今は少し体が軽く感じる。今なら起き上がれると体を持ち上げたんだけど。



｢いっ…ぁ……！！｣

｢うぉっ？！｣




起き上がるのも難儀らしい。

こんなに重いのか私。

なんて考えるまもなくギリギリと締め付けてくるお腹の痛みに耐えられなくなって、こんなこと言いたくないけど、つい本能が働くのか二度と口にしないであろう言葉を口にする羽目となる。



｢……ぅあまちゅ……お腹いたい……さすって…？｣





なんて、言いながらあまちゅの制服を死ぬぐらい握りしめた。

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