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「まぁこのイケメンが本気出したらどーなるかって凡人は知らん訳ですから???お前がトマトみたいに顔真っ赤にするのも予想済みやし????」
「うわうっざー、」
そう言いながら私のピアスを綺麗に取っていく。回収だけだから、今度返してくれるだろう。私はこのままじゃ行けないと思い、可愛い顔を活かしてセンラをひとつ懲らしめてやろうと考えた。
いやこんなナルシストに惚れるってほんと女って頭湧いてるっつーの。私はチラリと彼に目をやると彼とパッチリ目が合う。
「何見つめてるんです?俺がイケメン過ぎ」
「…センラ先輩、ありがとうございます」
「……て?」
全てピアスを取り終わったセンラは顔を引き攣らせて笑っている。チッ、この作戦じゃ全然照れないよなこいつ。女に慣れてやがるか。
センラはそのまま私をじっと見つめている。ピクリとも動かなくて、このまま石になってしまうのではないかと思うほどに。
「え、……ぁ、うん」
「あ、はい。何その反応」
「ぇ、ちょっと困惑してて」
「…今のおかしい?」
「いや!?おかしくは無いで?!いや、なんかただの可愛い後輩に見えたって言うかなんて言うか俺よりは可愛くないけど、皮肉にも可愛く見えたというか…」
手を私の前で振って、自分の顔を見せないようにしながら、時々声を裏返して話すセンラ。いつもの装った大人な雰囲気が消え、照れた小学生みたいに見えて、なんか、あの、表せない、…くっっっそ、なんなんだあいつ……
((…ちくしょうアイツ可愛い……!!!!!))
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「まーしぃあれ何」
「両片思い」
「馬鹿かお前」
「無視しよ、あれはリア充。俺らは空気。」
「会長が仕事サボるのは先生にチクる?」
「やめとけアイツら会えなくなる」
「やさしま……!!」
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一部変更致しました。
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ゆきか - 初コメ失礼します!すごく好みの作品で楽しく見させていただいています!続き待ってます! (2019年9月19日 17時) (レス) id: f42ad21887 (このIDを非表示/違反報告)
さく - 更新止まってます!戻ってきてください!続き楽しみに待ってます! (2019年7月28日 2時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
楓 - めい*cerw*さん» おっ、こたぬきなんですか!まーしぃが堂々とした年中お年頃な変態なら、センラさんは隠れ変t((← (2019年3月23日 21時) (レス) id: c3db11d6ec (このIDを非表示/違反報告)
めい*cerw* - 楓さん>>こちらこそありがとうございます!センラー!いいですね〜! もしかしたら時々下ネタ言うセンラさんもまーしぃーと同じお年ごr(((すみません!!!!!!!!(こたぬき)← (2019年3月23日 21時) (レス) id: 6f4d80c867 (このIDを非表示/違反報告)
楓 - めい*cerw*さん» おぉ、いきなりだったのに返信していただきありがとうございます。変態なのも含めてまーしぃですからねー。(センラー)←まーしぃは年中お年頃なんですよ、きっと。 (2019年3月20日 22時) (レス) id: c3db11d6ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しょうゆのすけ | 作成日時:2019年1月31日 14時