僕らの部屋 ページ6
僕らの控え室にぐったりした様子のうらたんが入ってきた。何故そんなにぐったりしているのか…僕もさかたんもそれなりに楽しんだのだが…。
｢…え、うらさんなんでびしょ濡れ｣
｢なーーんで俺だけ魚取らないと出れねぇ部屋なんだよ！！！！｣
明らかにランダムの運が悪かったお題をうらたんはこなして来たみたいだった。僕は呆れた声でしょぼくれているうらたんに話しかけた。
｢それは…お題がランダムだし仕方ないよ｣
｢…そんなお題入れとくなよ…｣
｢お疲れだね｣
｢お疲れやね｣
彼はびしょびしょの腕をタオルで拭いていた。それはお気の毒だったね…と思うがまだ僕らにはチャンスがあるからね。
｢…でも、A魚大の苦手っぽかった。すっげぇ怯えてた…｣
｢うえっ？レア！！！｣
｢うぇーっ！ずりぃー！｣
＿＿＿＿僕達が言う『お題』というのはAIがランダムでモニターに出す文字の事。
僕らは『お題をクリアしないと出れない部屋』を借りたのだった。部屋は6つほどあり、Aはどれだけお題をクリアしようと同じような白い部屋をぐるぐると回る羽目になる。
＿＿彼女は僕の惚れた人、AA。
どこか冷たくて、顔はふわりと優しくて…、話しかけると素っ気なくて、もっとその気にさせたくて毎日アタックした。だけど、
『やだ』
『無理』
『あっかんべーだ』
……彼女は、ただの悪魔だったんだ。
僕らは悪魔に呪われたんだ。こんな人だったんだ、って思ってもこの気持ちは変わらくて、それどころか触れていたい、会いたいってもっと思うようになった。
この気持ちがどうしようも出来なくなってもっと沢山会いに行って抱きしめたり気持ちを伝えたのに彼女は消しカスのように捨てて行った。
それがどうしても許せなくて、どうにかして振り向いてもらいたい、学校じゃできない、もっと、逃げないで、僕だけ見て欲しい。
僕は同じような気持ちの人を集めてやっと借りれた、それがこの部屋。
もう、逃がさないもん。
はやく、僕らだけ見てよ。
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しらす - は？猫耳さかたんとか天使かよ (2019年4月23日 13時) (
レス) id: f34e486c2f (このIDを非表示/違反報告)
しょうゆのすけ(プロフ) - Blackgirlさん» コメントありがとうございます。続編もご期待に添えるよう頑張らせていただきます (2019年2月24日 15時) (レス) id: d6c32b13a2 (このIDを非表示/違反報告)
しょうゆのすけ(プロフ) - 歩さん» コメントありがとうございます。続編もよろしくお願いします…！ (2019年2月24日 15時) (レス) id: d6c32b13a2 (このIDを非表示/違反報告)
Blackgirl(プロフ) - みんな一途で可愛い。続編期待してるで。 (2019年2月22日 23時) (レス) id: 61c7222caa (このIDを非表示/違反報告)
歩 - ついに続編ですか！！おめでとうございます！黒幕も出てきた(？)事だし、これからの展開が更に楽しみです！続編もふぁいとですっ！ (2019年2月22日 20時) (レス) id: 13020661c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しょうゆのすけ | 作成日時：2019年1月21日 16時
