＊変な趣味ドッキリ＊ ページ30
｢え、もっかい言って…？｣
｢やから、首を絞めて欲しいねん！｣
二人共に困惑した表情で見つめてくる。
んー、まぁそりゃあな！！！！意味わかんねぇやろ、突然｢私の首絞めて｣とか言われちゃ天月くんぐらいやないと普通の反応出来んやろな！！！
｢……死なない程度に？｣
｢まぁ、そうやね｣
｢僕？…それともそらるさん？｣
｢お二人共10秒ずつお願いしやす！！！｣
パンｯと両手を合わせて頭を下げるとさすがに了解してくれた。そしてまふくんが先に手を伸ばす。
｢…い、いいんだね？｣
｢おうよ！｣
ぐっと手に力を加えた。私は別にそんな趣味無いのでただただ苦しい。男に頼むってこともあり、やっぱ手に力を入れることは容易いみたいだった。
10秒が、長い。足の力が抜けて必死に首を絞めてくれるまふくんの腕を掴んだ。
｢……っ、…ぁ｣
｢はい、10秒｣
｢……う"、っぇ、…っは｣
私はがくんとその場に崩れ落ちた。気持ち悪くなって頭がぐわんぐわんと悲鳴をあげている。
……やべ、これは想像以上に死にそう。
｢…ホント、変な趣味だねA｣
｢っ、は、…ん｣
しゃがみ込んだままそらるさんを見上げた。涙で視界が歪んでいた。息もまだ整っていないのに彼はそっと首に手をかけた。頬が熱い。
｢……首締められてそんな顔するんだ…｣
｢程々にしてくださいね、死にますよ？｣
｢…分かってるよ｣
そらるさんは手の力を入れた。地獄の10秒が始まる。
まふくんよりも強い力で絞めてきた。流石に怖くなって涙が零れた。やめて欲しかったけどそれを言う為の声が出ない。
｢…はーち｣
｢…っ、ぁ…｣
｢…くぅ｣
そしてそらるさんは色っぽい声で｢…じゅう｣と言うとパッと手を離した。むせ込んで、必死に酸素を求めた。
｢……そういうヘンタイなの？｣
｢そういうっ、ドッキリ、なん、やけど…っ｣
生理現象とも言える涙を拭って酸素を吸いながらバラしたのにまふくんはキョトンとした顔をしていた。
｢ありゃま。ドッキリでしたかぁ｣
｢…ほんと、うっすい反応やね……｣
｢ドッキリに命賭けすぎだよ…大丈夫？｣
｢いやもっと反応しましょ？？？？？｣
結果:首絞めるの凄すぎて反応薄い。
＊リクエストありがとうございました！＊
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しらす好き - うわぁ！！騙されてしまいました！これからも、頑張って下さい！ (2019年2月10日 15時) (
レス) id: f05a7b8ab9 (このIDを非表示/違反報告)
雫@更新おそめ(プロフ) - わあああああ騙されました騙されました！！！！すごいすごい！！めっちゃいいです！！！！これからも応援します！！！ (2019年2月10日 14時) (レス) id: 6d0f7297ef (このIDを非表示/違反報告)
仲館 瑠美(プロフ) - 続編よっしゃゃゃ！見事に引っかかってしまった(泣)これからも頑張ってください！ (2019年2月10日 13時) (レス) id: 8a67a74e89 (このIDを非表示/違反報告)
しょうゆのすけ(プロフ) - 咲魔＿ジャジャ麺さん» ご指摘ありがとうございます…誤字が多くて大変申し訳ございません。ありがとうございます (2019年2月9日 17時) (レス) id: d6c32b13a2 (このIDを非表示/違反報告)
咲魔＿ジャジャ麺 - びしょ濡れドッキリのところ女の子って笑ってからそうだになってますよ (2019年2月9日 10時) (レス) id: ac3afb786c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しょうゆのすけ | 作成日時：2019年1月8日 16時
