＊続 ページ16
｢あはは、A耳真っ赤｣
｢…そだ、A、志麻くんの連絡先頂戴｣
｢っ、嫌です｣
そらるさん、何考えてるのか分からんけど2択に絞られる。ひとつはアドレスが消される事、もひとつ考えられるのは＿＿＿＿
直接本人に喧嘩を売ること。
だけど置きっぱなしだった携帯はまふくんにぱっと取られ、指紋で解除できる携帯は暴れないようにサンドされたまま指を滑らされた。ただの屈辱に過ぎないが、そらるさんが選んだ選択肢は、やはりこれだった。
｢…もしもし？｣
『んー、Aー？…いや、誰？』
｢そらるです｣
『…なんで、Aの電話で……？』
｢それは俺が言いたい事があったから｣
『なん、ですか…？』
携帯越しで聞こえるまーしぃの声。そらるさん相手だと少し怯えていて、敬語になっていることに気がついた。
｢Aのこと、好き？｣
『…はぁ？』
｢っ、そらるさ、やめっ！…ひっ、ぅ｣
まーしぃはもちろんこの企画のこと知らない。どう答えるかによって私の命が決まる。声を荒らげると後ろから抱きしめるまふくんに耳に息を吹きかけられる。これが苦手なの、1番知っているやろ……。
『…それどゆことです？』
｢彼氏として、…どう？｣
『あー、はは、愛してます』
冗談交じりの声。私のドッキリに気が付いたみたいだ。愛しています、の響きにドキッとしてしまったが、今はそんな空気じゃない。さすがに私は声を荒らげた。
｢まあああああああし！！…っ｣
『……やけんど、手ェ出さんといてください。』
｢それは残念。もう遅いね。じゃあ。｣
プツリとそらるさんが電話を切った。まふくんが首筋を舐めるもんだから声を抑えるので必死になっていた。右肩を露わにしてその周辺を優しく舐める。
｢手を出すな、って言われた｣
｢僕らもう手を出してますよ、遅いです｣
｢……っふ、…ん｣
ピクっと震えて声を漏らすとふふっと微笑むまふくん。だめや、このままエスカレートしたら…二人とも止まらんくなる…！
｢っ、やだ、やめてや、｣
｢むり｣
｢嘘やから、っ、まーしぃとなんもしてへんっ｣
｢……まぁたドッキリかぁ。｣
そらるさんが一息ついてからまふくんの暴走を止めてくれた。が、頭を軽く叩かれる。
｢……そういうドッキリはやめろって、前に誰かに言われたりしてない？｣
｢…あー、言われたかも知れない…｣
｢おい｣
その後長ーいそらるさんの説教が続いたのは勿論のことだった。
結果:危険。
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しらす好き - うわぁ！！騙されてしまいました！これからも、頑張って下さい！ (2019年2月10日 15時) (
レス) id: f05a7b8ab9 (このIDを非表示/違反報告)
雫@更新おそめ(プロフ) - わあああああ騙されました騙されました！！！！すごいすごい！！めっちゃいいです！！！！これからも応援します！！！ (2019年2月10日 14時) (レス) id: 6d0f7297ef (このIDを非表示/違反報告)
仲館 瑠美(プロフ) - 続編よっしゃゃゃ！見事に引っかかってしまった(泣)これからも頑張ってください！ (2019年2月10日 13時) (レス) id: 8a67a74e89 (このIDを非表示/違反報告)
しょうゆのすけ(プロフ) - 咲魔＿ジャジャ麺さん» ご指摘ありがとうございます…誤字が多くて大変申し訳ございません。ありがとうございます (2019年2月9日 17時) (レス) id: d6c32b13a2 (このIDを非表示/違反報告)
咲魔＿ジャジャ麺 - びしょ濡れドッキリのところ女の子って笑ってからそうだになってますよ (2019年2月9日 10時) (レス) id: ac3afb786c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しょうゆのすけ | 作成日時：2019年1月8日 16時
